カレン首長族に会いに行く。
タイ北部ミャンマーとの国境近くの山岳地帯に 「首長族」と呼ばれる少数民族の村が点在。 カレン族の一部が女性の首を長くする風習があったため 「首長族」と呼ばれている。 チェンマイでも観光地化された民俗村のようなものがいくつかあり お手頃な日帰りツアーで行ってみる。 カレン首長族の女性たち。 女性は金色の真鍮の首輪を巻くことで首の長さを強調。 どうやらこの首輪は1本の真鍮をコイル状に巻いたもので 彼女たちは首の他に腕やひざにもこの輪を巻いている。 首輪を巻く風習の由縁には諸説あるらしいが 首輪をして首が長いほど美人という価値観のもと 女性たちは美を高めるために首輪をしている。 首輪は5歳くらいからつけ始め 少しずつ長い首輪になっていく。 そのため年齢を重ねた女性ほど首が長くなる。(つまり美人度が増す?) それはそれとしても このカレン首長族の女性たちは美女が多い。 美女が多い民族なのか 観光ウケのために美女を選りすぐっているのか。 そういえば 男性はとんと見かけないがどこで何をしているのやら。 村に入るとすぐ売店がズラリと並び 首の長い女性達がお土産品を売る。 観光収入がこの村の主な収入源となっているのだろう。 少数山岳民族のツアーの中でも ひと際強烈なインパクトで観光客をひきつける存在であるだけに そのあり方には「人間動物園」との揶揄・批判もある。 首長族の村は見せかけの村であり 本来はミャンマーに暮らす人々である。 彼らカレン首長族がここにいるのは 観光業者が観光用に「輸入」してきたから。 彼らがここにいるのは本意ではないのかもしれない。 今でもなお首にコイルを巻いているのは本意ではないのかもしれない。 これらの現実的理由は我々観光客から得る現金収入だとしたら。 しかし自分自身を観光的見せものにすることの他には 自分たちの生きる道を見出すことが難しい現状。 そういうこともあって このカレン首長族の村に訪れるのには後ろめたさを持っていた。 しかし ここまで来てしまったら変に意識するより単純で純粋な気持ちを持って カレン首長族の女性たちの可憐な美しさに見惚れたり 自分もコイルに首をつけて彼女たちと一緒に写真に収まってみたり といった 純粋な好奇心や屈托のないココロに任せた方が 潔くていいんだろうね。 いやはや。 ついトコトン考えすぎちゃう自分。 うーむ。 ま、いっか。
by satoshi_0813
| 2010-12-06 00:18
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