活動先チェンマイ少年の家の食堂にて
子どもたちに出される夕食準備のお手伝い。 大きな鍋で炊いたごはん(もちろんタイ米)を 子どもたちに配膳するための鍋に移しかえる。 フタを開けたときに一斉に立ちこめる湯気が 一緒にタイ米の香りを連れてくる。 もはや夕食前の時間には 食堂でこの作業をするのが日課。 すっかり手慣れたもので 我ながら見事にホカホカごはんを移していく。 塊になったゴハンをうまくほぐしながらするのがコツ。 食堂のおばちゃんおっさんからの信頼も厚く 今では暗黙の了解で自分の仕事になっている。 また いつからか味見を任せられるようになることも。 スプーンで口の中に入れるとたいていむせてしまう。 タイ料理の辛さにはすっかり慣れているとはいえ はじめのひと口に注意がおろそかにならないように。 仕上げの味見の感想を求められるが 実はこれがけっこう困る。 「どうだ?」と訊いてくるように応えを期待されるのが 目が合わさってぶつかりあう視線の先から伝わる。 どうだと言われても 日本人の自分の舌が タイ料理のよしあしをタイ人に伝えるというのも なんだかおかしな話で。 ほとんどの場合は「おいしい」と伝えれば万事済む。 が それでも実際よほど何かが足りない場合は 「うーーーん・・・」 とあいまいな仕草を見せて お願いだから空気読んでなんとかしてと目で訴える。 自分の手の入ったごはんを 子どもたちに食べてもらうと思うと またひとつ気持ちが入る。 子どもたちひとりひとりにごはんを配膳するときに おいしく食べてほしいと心を込める。 全部残さずおいしく食べるんだぞ!
by satoshi_0813
| 2010-12-01 22:53
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