カンチャナブリの旅。
前記事『カンチャナブリ クウェー川鉄橋』の続き。 第二次世界大戦中に タイとビルマ(現在のミャンマー)を結んでいた鉄道。 戦時中の日本軍の物資輸送のため 日本軍が連合軍の捕虜兵士や強制労働者を酷使して建設工事された鉄道。 その建設工事に多大な犠牲者を出したことから この泰緬鉄道は別名を「死の鉄道(Death Railway)」と言われる。 現在ではすっかり観光鉄道の趣きであるが。 泰緬鉄道を行く旅のクライマックスは タム・クラセー桟道橋(旧称アルヒル桟道橋)。 突貫工事による発破でデコボコになった岩壁にへばりつくように 300mほどの桟道橋をゆるやかに曲がりながら進む。 建設工事でも最も困難を極め 多発する事故で多数の死者を出した路線中最大の難所を 列車はゆっくり徐行運転で通過する。 まるで犠牲者を弔うかのように。 そんな最大のカメラ撮影スポット。 ここぞとばかり集中して シャッターチャンスを逃すわけにはいかない! 生い茂る木々が列車の車体をこする。 さらに はるか絶壁崖下には茶色に濁るクウェー・ノイ川が流れる。 まさに落ちたら即死。 写真を撮るのも命懸け。 カンチャナブリからナム・トクまでの片道2時間ちょっとの旅程は 風光明媚な豊かな自然を通り田舎風景を眺めながらの のどかな列車の旅の趣きがある。 ゆったりと進む列車の揺れや リズムよくガタンゴトンと刻むレールの奏に 心地よい気持ちに包まれる。 すやすやzzz。
by satoshi_0813
| 2010-10-22 23:24
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