タイの中北部、ミャンマーとの国境を接するターク県メーソートにある
カレン族メラ難民キャンプに訪問。 かつて、そして現在も ミャンマー軍事政府はビルマ族以外の少数民族を迫害し続けてきた。 軍政からの迫害を逃れるように まさに着の身着のままでタイへ移動避難してきた。 タイとミャンマーとの国境にある9か所の難民キャンプでは 現在把握できるだけで13万人以上の難民が生活している。 その中の1つの難民キャンプである メラ難民キャンプは難民4万人とも言われる最大規模の難民キャンプ。 またそれぞれの難民キャンプで生まれ育つ子どもたちもたくさんいて 難民の数は常に増加傾向にあるという。 ミャンマーにも帰れずタイでも認められず 彼らの未来は閉ざされているのが現状であるという。 実際に難民キャンプ内を歩いて回ってみると キャンプ内の全体的な地理的イメージが把握できないほどの広大な敷地。 学校がたくさんあり キャンプ内の子どもたちはここで教育を受ける。 病院もあり 内外科全般の他に小児科、婦人科、マラリアセンター。 手術が必要な場合はキャンプの外を出てメーソート内の病院へ。 電気や井戸などのインフラもある程度整っている。 商店や大きな市場もある。 自給自足は困難のようで 難民キャンプ外で違法労働して現金を得る。 キャンプ内でも貧富格差があるらしい。 難民キャンプとはいうもののかなり規模が大きく もはや1つの街のようである。 歩いているときにやたらと目についたのが HIV、マラリア、人身売買について啓発を促すような掲示。 実は今回の訪問で一番訊いてみたかったこと。 「子どもたちの人身売買は実際あるのか」 かなり突っ込んだ内容の質問なだけに さすがに思い切れず二の足を踏んだ。 でもそんな掲示を目にするということは おそらくそういうことなのだろうか。 うーむ。
by satoshi_0813
| 2010-07-25 22:52
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