活動先であるこの施設には
発達障害の子どもたちも在籍している。 彼もその1人。 他の子どもたちも 彼が発達遅滞障害というのを認知しているだろうと思われる。 そんな中で 一緒の宿舎で過ごす子どもたちとの間で 彼がどのような感じで他の友だちと関係づけるのか ちょっと気にかけている。 生粋の愛くるしさで 他の子どもたちからも仲良くしている。 ペットボトルのキャップを使った算数指導のとき 彼の存在が欠かせないものとして活かされるときになる。 算数指導で使うペットボトルのキャップを取り出す役目を 彼に与えることを伝える。 白いキャップと水色のキャップ。 色とりどりのペットボトルのキャップが入った袋から その2色のキャップをうまく弁別して取り出し並べていく。 1つ1つ確認するように、ゆっくりていねいに。 彼がペットボトルを取り出さなければ 他の子どもたちの算数練習ができない。 つまり ペットボトルを取り出す彼の存在が最重要と考えてくる。 彼のまっすぐに取り組む姿勢もあって 他の子どもたちも応援したり助言したりするようになった。 彼だけの役割を与えることで 彼は欠かせない存在となった。 彼を取り巻く人間関係が今までになく麗しい瞬間。 彼もそんな子どもたちの様子を感じてうれしいのか すべてのペットボトルのキャップを取り出すことができたあとに見せた 彼の笑顔がいつになくまぶしかった。 1人ひとりみんな大切な存在。
by satoshi_0813
| 2010-07-03 23:14
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