チェンマイの街並みに出かけていくと
道端で物乞いをする人に出くわすことがよくある。 チェンマイだけでなくバンコクでもなおさら目にする。 (参照記事:『明日を生きる保障』) 空のプラスティックのコップを手にして 通りかかる通行人にお金を乞う。 タイは近年の経済発展はめざましく もはや途上国というよりそれを抜け出して中進国の位置に達しているが このような姿を目の当たりにすると 経済成長がもたらした社会の急激な発展により その急激な変化に対応できたかどうかで格差が拡大しているように感じる。 これからのタイの課題としてこの現状をとらえ 下層部の底上げや社会的弱者への支援にどう取り組むか まだそういった意味では発展途中の段階なのだろうと感じる。 タイの物乞いと言えば 闇に潜む裏世界が存在するために バンコクでは路上での物乞いの取り締まりを行うことがあると言う。 物乞いの半数がカンボジアから密入国した外国人であるうえに 組織ぐるみで幼児や身障者が「営業」させられるケースが多いためである。 タイ政府の調査によると こうした物乞いの収入は1人当たり300バーツ(約900円)以上にもなり タイの法的最低賃金1日206バーツ(約600円)を大きく上回るという。 善意で路上の物乞いにお金を与えることが 闇の組織の温床に加担する可能性があると思うと 果たしてどうすればよいのかいつも頭を悩ませる。
by satoshi_0813
| 2010-06-14 21:23
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