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フラッシュ百まい計算の成果
f0204561_11573514.jpg活動先施設の子どもたちひとりひとりに対して
地道にかつ継続的に取り組んできた活動である
「フラッシュ百まい計算」。

この「フラッシュ百まい計算」のねらいと成果をまとめる。


ねらいについて。
  ・蔭山式メソッド「百ます足し算」をアレンジした独自教材
  ・加数・被加数それぞれ0から9までのかけ合わせた100通りの組み合わせの足し算を取り組む。
  ・足し算100枚すべて終わったタイムを計測する。
  ・基礎計算能力や集中力を高める。
  ・単純な計算を大量に取り組むことで達成感を与えて子どもたちに学習習慣をなじませる。


ゲーム感覚で単純・簡易ではあるけれど一度に大量の計算問題を矢継ぎ早に取り組むことで
基本的な計算処理能力や集中力の向上を図ったり
学習を楽しむ素地・態度の涵養を図ったり。

そして短縮時間にはそれぞれ個人差はあるものの
自己の記録を更新することで、できる喜びや達成感を感じ
さらなる自信や意欲を培う手段として貢献している活動として継続して取り組んだ。


成果について。
この「フラッシュ百まい」取り組み期間はおよそ18カ月。

活動先施設内の子どものうち
のべ121人が取り組みに参加。

ひとりひとりについて記録データをとっていき
子どもたちが「フラッシュ百まい計算」にさらなる意欲と内発的動機づけを図るため
その記録の伸び具合、記録を更新していく推移を子どもたちと共有していく。

大切なのは
全体の中での相対的な個人個人の実質的なタイムよりも
どれだけ自分のタイムを短縮することができたか
という個人内の伸び率。

その個人内伸び率ベスト3を紹介すると

第3位。
小学5年生の11歳の子。
伸び率(タイム短縮率) 67%
5分35秒から1分50秒に。タイム短縮3分45秒。

夢の2分台突破を目指して毎日夕食後に食堂に居残って取り組んでいた子。
(過去記事:『残り3カ月の誓い』参照)
悲願達成のときはそれはもう歓喜の瞬間。


第2位。
小学2年生の8歳の子。
伸び率(タイム短縮率) 76%
8分19秒から2分12秒に。タイム短縮6分07秒。

学校休業期間に行った「4週間集中特訓プログラム」で
一気に才能を開花させ頭角を現した子。
(過去記事:『4週間短期集中特訓チャレンジプログラム』参照)


そして第1位。
学校に通わないでいた12歳の子。
伸び率(タイム短縮率)77%
8分45秒から2分03秒に。タイム短縮6分42秒。

学校に通わなかったものの
その分、平日から自分との個別指導をみっちり受ける。
呑み込みがとてもよい子で
グングンと伸びていくのが本人にも実感でき
それがさらに彼のやる気や才能を伸ばしていった。
(過去記事:『別れはいつも忽然と』参照)



f0204561_115838100.jpg個人別データから全体のデータに視点を移して
「フラッシュ百まい計算」の成果を考察してみる。

毎回メモしていた個別記録データを集計。

のべ121人の記録をまとめて
分布グラフにして推移を視覚的にとらえる。

初回取り組みのの平均タイムは
4分45秒。

分布的には
3分台の子どもが最も多い。

また下位の子どもたちが多いということも挙げられる。




f0204561_115984.jpg約18カ月の取り組みを重ねるごとにつれて自己記録を更新していく子どもたち。

最高タイムの平均は
3分13秒。
平均伸び率32%。平均短縮時間1分32秒。


上のグラフと下のグラフの構成員は
もちろん全く同じ121人の子どもたち。

全体的に左に左に寄って密集していき
左端の方へ高いグラフ棒を連ねていく。

分布的には
2分台の子が最多になり3分の1の子が構成する。
1分台の子がそれに次ぐ分布に躍進し、4分の1を占めるようになる。

また下位の子どもたちが激減したのもうれしい要因。


この「フラッシュ百まい計算」の取り組みで
ここまで劇的に変貌を遂げていった子どもたち集団。


個人の記録・短縮時間にはそれぞれ個人差はあるものの
自己の記録を更新することで、できる喜びや達成感を感じ
さらなる自信や意欲を培う手段として貢献している活動としてこの活動を取り組んだが
この2つのグラフの推移を見れば
子どもたちの中でどのような心の変容がなされてきたのかが分るのではないだろうか。


この取り組みの隠れた姿勢として
「記録更新するまであきらめずに何度も挑戦する」
というもの。

「成功するための最大の方法は
成功するまであきらめずに失敗し続けること」

失敗を恐れず、失敗にめげず
自分を信じてあきらめずに努力し続けることの大切さを
子どもたちがこの取り組みで少しでも感じることができただろうか。


子どもたちホントに頑張ったね。
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by satoshi_0813 | 2011-03-09 22:50
ありがとう
f0204561_10564956.jpg子どもたちに日本語の学習指導。

日本語の学習指導と言っても
子どもたちの日本語習得を目的とするものではなく

学習習慣が極めて乏しい活動先施設の子どもたちに

≪椅子に座って、机に向かって、鉛筆を持って、文字を紙に書く≫

という行動をできるだけ集中力を持続させて行うようにするのがねらい。

そのための手段としての日本語学習。


ひらがな五十音の書く練習をしたり
自分の名前を書いてみたり
子どもたちが大好きなコトバ「あいしてる」を書いてみたり。



f0204561_1058393.jpg今回子どもたちに伝えたコトバは
「ありがとう」


相手に感謝を示す言葉。



どこの国の言葉であれ
まず習得したい言葉がこうした「ありがとう」に当たるコトバ
と自分は考える。


相手から心の底から「ありがとう」と言われる人になろう。

相手に素直に「ありがとう」と言える人になろう。


子どもたちにはそんな人間になってほしい。

もちろん自分もそうなりたい。


よし。
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by satoshi_0813 | 2011-03-08 23:55
国際郵送大作戦
f0204561_05354.jpg青年海外協力隊ボランティアとしての派遣期間も残りわずかになり
いよいよ帰国に向けての準備も大詰め。

最終報告書や帰国報告会の資料等を作成したり
帰国時プログラムの手はずを整えたり
アチチッ!とお尻に火がついた忙しさに追われている。

とりわけ
片付けや整理整頓がニガテな自分にとっては
荷造り準備がとても大仕事。

もちろん
2年近くの海外生活での雑多な身の回り品。

飛行機の手荷物の重量制限があるということで
まともに超過料金を取られるのも癪なので
できるだけ荷物は事前に日本へ郵送しておきたいところ。

そんなわけで
国際郵送大作戦を敢行。

まず捨てる作業。
不要だと判断したら躊躇せず捨てる。
とにかく捨てる。

必要な荷物が残ったら
段ボールに詰める。
とにかく詰める。


郵送予定荷物、段ボール3箱分。
そのうち日本へのおみやげだけで段ボール1箱以上なので
実質段ボール2箱分と考えると、スッキリ納まっている方かな。


段ボールを最寄りの郵便局へ持っていく。
とにかく持っていく。

いつもお世話になっている顔なじみの郵便局なので
親切丁寧に世話を焼いてくれる。

ズシリと重い荷物をひとつ、ためしに重量計に乗せると
見事に25キロで重量オーバー。
船便は1荷物20キロまで。

おおおっと!

自宅アパートへ引き返して
荷物の詰め直しを余儀なくされる。


段ボールの中身を配置転換。
うまいこと1箱20キロ未満になるように。


f0204561_073727.jpg出直してもう1度郵便局へ。

今度はOK。
19キロ、19キロ、18キロの荷物が
船便で自宅に届くことになる。

郵便局員さんは2カ月後の到着を目安と言っていたが
実際のところは3~4週間といったところだろう。

とりあえず
無事にこれらの荷物が日本の自宅に届きますように。
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by satoshi_0813 | 2011-03-07 02:11
アイスクリームの鈴の音色の元へ
f0204561_22291796.jpgチェンマイのみならずタイの街をぶらりとしていると

チリン、チリ~ン♪  チリン、チリ~ン♪

と軽やかで魅惑的な鈴の音色が
自分の耳の鼓膜をくすぐる。

この鈴の音色の主は
アイスクリーム屋さん。


タイのアイスクリーム屋さんの屋台は専ら移動式が多く
こちらがアイスクリームが食べたいときに出会えるとは限らず
それだけにこのアイスクリーム屋さんに出会えたときの感激はひとしお。



f0204561_22403362.jpgチェンマイの街を自転車で走っているときに鈴の音色が耳に入ったときは
即座にあたりを見渡してアイスクリーム屋さんの姿を探し
その姿を確認し次第、一目散に駆け寄ってアイスクリームを求める。

最近では
耳をすませば自宅アパートにもこの魅惑的な鈴の音色が届き
そのアイスクリーム屋さんの鈴の音が聞こえたら

速攻で部屋を飛び出しアパートを駆け下りて
この近くのどこにアイスクリーム屋さんがいるのか
その居場所を突き止めるべく近所を自転車で一斉捜査。


こうしてアイスクリーム屋さんを求めて駆け寄っているので
顔なじみになるほど何度も同じアイスクリーム屋さんに出くわすことも。

しかも1日だけで2回も3回も。
そんなときはさすがにお互い苦笑。



f0204561_22415714.jpgタイのアイスクリーム屋さんのアイスはちょっと独特。

サンドイッチ用のように薄くスライスされた小さめサイズの食パンに
アイスクリームをはさむ。
お好みで甘味をつけたモチ米をちょこっと混ぜ込むのが大好き。
気まぐれにピーナツやチョコシロップをトッピング。

1コ10バーツ(約30円)。

パンとアイスとモチ米の
摩訶不思議とも言える食べ合わせ。

しかし
食べてみるとこれが実に「舌妙」なコンビネーション。

1度に2コくらいは当たり前。

両手に抱えてアイスクリームを頬張りながらも
アイスクリーム屋さんが立ち去るときに鳴らす鈴の音にも
反射的にカラダが振り向いてココロをときめかしてしまう。


もはや
「パブロフの犬」状態である。


ワンワン。
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by satoshi_0813 | 2011-03-06 21:23
ピマーイ遺跡を巡る
f0204561_0443913.jpgタイの遺跡と言えば
世界文化遺産でもあるアユタヤ遺跡やスコータイ遺跡が有名だが

タイのアンコール・ワットとも言われる代表的なクメール遺跡が
ナコン・ラチャシマから東北に約60キロほど離れたところにある。

ピマーイ遺跡。

未来の世界文化遺産。
なんて自分勝手に考えてみる。

確かにタイのアンコール・ワットと言われるだけあって
カンボジアのアンコールワットと似るところがある。



f0204561_0455364.jpg遺跡公園のちょっと片隅にある
赤いラテライトを組みあげた回廊。

そこに入ると
まるで、かくれんぼをし放題な空間。

当時この空間で
どのようなことが行われていたのか
想いを馳せてみると
荘厳で神秘的な空気を感じる。


f0204561_0463470.jpg他の観光客の雑踏にもめげず
なんとか遺跡とふたりっきりの対話の空間の確保に努める。


遺跡の中心には
白色砂岩で造られた高さ28メートルのクメール様式の仏塔。

その巨大さに目が奪われがちだが
堂内入り口や仏塔上部に施されている彫刻も目を見張るものがある。




f0204561_0471367.jpgピマーイ遺跡公園内には
芝生が植えられ美しく手入れされているが

空の蒼さと芝生の碧が
無味乾燥な石がちな遺跡の建造物を彩り映えさせる。


太陽が織りなす光と影の演出もなかなか憎い。


まるで名画の1枚のよう。



f0204561_0474691.jpg石の肌触りやぬくもりを確かめながら
一歩一歩踏みしめながら

いつもより重力と密度のある空間で
音なき音に耳を傾け
見えないものに目を凝らす。

そんな自分の遺跡の味わい方。

じっくり遺跡に自分を置いてみると
当時の人たちの信仰にかける情熱が
1000年の時を超えて甦ってくるよう。


f0204561_0481329.jpgそんなわけで
ピマーイ遺跡から
神秘的なエネルギーをチャージ。


地球の元気玉、製造中。



f0204561_0501656.jpgピマーイの街には
かつて四方を石の城壁で取り囲んでいたことを示す門が
北、西、南に残っている。

聖域の壁も今では大半が失われているが
そんな当時の名残から
ピマーイ遺跡公園の敷地内がかつてのクメール帝国の聖域というのではなく
実はこのピマーイの市街地全体が聖域だったのだろうと推し量る。


f0204561_0505876.jpgこのピマーイの街のメインストリートも
南門(プラトゥー・チャイ;勝利の門)から続く中央神殿までの参道ではないだろうか。

今ではそんな聖域がピマーイの街並みに溶け込むように取り込まれて
遺跡の街らしい雰囲気を醸し出している。
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by satoshi_0813 | 2011-03-05 22:53
成長期の子どもたち
f0204561_22354121.jpg身長・体重を測る活動先の子どもたち。

ふと気付くと
なんだか気にも留めてなかったうちに背が大きくなったような子どもたち。

成長期真っ盛りな子どもたち。

自分がここにいた2年近くの間で

身長も伸び
体重も積み重なり
カラダも大きくなり
声変わりをしたり
幼顔が引き締まってきたり
筋肉がついてカラダがたくましくなったり

ホント大きく成長したなと感じさせられる。

そんな見違えるほどの成長が
子どもたちに自信を与える。


f0204561_2240527.jpgそして
ずっとそばでキミたちを見ていた自分は知っていますよ。

この2年近くの間で
キミたちの中でしっかりと育ってきたものを。

目を凝らしても
目には見えない成長もあるけれど

しっかり大きくて素敵なものを抱えています。


自分には分かります。
確信しています。



だから大丈夫。

これからも、自分がこの活動先からいなくなっても
そんな素敵な自分をさらにどんどん伸ばし高めていってね。



さて
そんな自分も2年近くでどれだけ成長したか。

育ち盛りの子どもたちのように
見た目はそんなに劇的な変化はなく。

となると、あとは・・・

うーむ。

見えないところだよね。

自分がどこが成長したのか
自分のことを理解してくれる誰かにそれを見てもらうように委ねよう。

分かってくれるかな。
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by satoshi_0813 | 2011-03-04 06:41
配属先の土壇場の変容
f0204561_2535241.jpg自分の活動期間もいよいよ残りわずかになった。

今から取り立てて新しいことに取り組むわけでもなく
これまでといつも通りの自分と
ちょっと別れを意識し始めた子どもたち。


自分の任期残りわずかという駆け込み的な気持ちからか
いくらか配属先職員にも変容が見られるようになった。

例えば
バスケットコートの整備。
(過去記事:『バスケットコートの息吹』参照)

これには自分のココロを動かされた。

自分のバスケットボールの活動が報われたというものか。


また例えば
子どもたちの夕食のとき
配属先職員も一緒にゴハンを食べるようになった。

これは自分がこの配属先に赴任して以来、毎日続けていた姿勢。
(過去記事:『同じ釜の飯を食う』参照)

子どもたちがゴハンを食べる場というのは
施設の子どもたちが一同に集まる貴重な機会。

そんな場だからこそ見える子どもたち相互の人間関係を観察する機会でもあるし
ゴハンというものを介して自分と子どもたちとごく気軽に自然にコミュニケーションを図れる機会でもある。

そんな子どもたちを見るという点では絶好の場。

その場に配属先職員も一緒になってゴハンを食べる。

一緒になってゴハンを食べるといっても
子どもたちとは別の配膳鍋、子どもたちからちょっと離れた別のテーブルでの食事。

だがそれでも
タイ文化としてのオトナとコドモの圧倒的な上下関係の在り方や
赴任当初の配属先職員の子どもたちへの在り方を考えると
だいぶ前進。

配属先施設長あるいは副施設長は
子どもたちの名前を知らないという子もいたくらいの現状だったから。

いきなり多くを求めるのは酷。
ちょっとだけでも好ましい変容が見られただけでもありがたく感じよう。


さらに例えば
新しく人事異動か何かでこの配属先に着任することになった写真の彼女。

週末は子どもたちにレク活動を行うことがあったり
まるで自分の後釜のように配置されたような人。

向こうから自分にワイ(タイ式のお辞儀)をしてくれる配属先で唯一の人。

自分が毎日子どもたちにどのような活動をしているのか
また
先日のJICAボランティア隊員総会で行われた
自分の活動報告発表でどのようなことを発表したのか

自分の活動あるいは子どもたちへの活動に興味を持つ存在が現れた。


子どもたちとの接し方も積極的に子どもたちと関わろうとする姿勢が見られ
特に叱り方において
子どもたちを叱るときに子どもたちをじっと見つめる「まなざし」と
子どもたちが自分自身について省みて返答をするためにじっくり沈黙の間のある「待つ」姿勢
というものを見て
この人なら大丈夫となんだかうれしくなった。

彼女のような人がカウンターパートであれば
自分のボランティア活動も変わったものになっただろうにと
少しばかり自分が赴任して来るのが早かったのかと思いつつ
自分が赴任して来なければ彼女は今着任されなかったのかもとも思いつつ。

とにかく彼女の存在に
これからの活動先施設の一筋の光明を期待させる。


自分が活動任期を終えようとしている土壇場になって
ようやく活動先の好ましい変容が見られてきた。


まったく、ようやくだよ。
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by satoshi_0813 | 2011-03-03 23:29
涙の先に
f0204561_102019.jpg何やらふたりの子どもたち同士がまたいさかい。

活動先施設ではいつものことだ。
なにせ100人以上の子どもたちの集団生活。
個性と個性がぶつかり合う子どもたち。
多少のケンカは日常茶飯事。
(過去記事:『ガチのケンカの仲裁』参照)

いつもどこか子どもたちの傍にいるのが多いので
子どもたちのケンカをよく目にする。

ことさら積極的には仲裁には入らず
それぞれの動向をじっくり見守る。

子どもたち同士の集団生活の中で巻き起こる数々のトラブル。

こうしたトラブルを子どもたちの成長するためのチャンスと捉え
子どもたち自身がそれぞれどのように解決にもっていくのか。

もしその手だてが大人の立場として必要であれば手を差し伸べるし
必要でなければ静観して子どもたち自身で解決する場にひっそり立ち合う。

そんなスタンスで動向を見極める大人の目が必要。

そんな考えを持っているため
あまり子ども同士のいさかいにはひとまず介入しないのだが
今回の場合は
睨み合うふたりを取り囲むように周りに野次馬が多くて

この雰囲気のまずさに不快感を持った自分は
コイツら野次馬連中を追い払い
ふたりだけの冷静な話し合いの場づくりをする。


それからふたりの言い分を聴く。

聴いてみると
昼寝をしていたところをいたずらに起こされて不快に思ってケンカになった
という
なんともくだらないと言ってはなんだけどホント些細なこと。


それでも
された方の子どもにとっては悔しくって悔しくって
どうしようもないキモチをぶつけたくって
ついには涙を流す。

そんなやりどころのない涙。


辿り着いたその涙の先は
自分のところへ。


うむうむ。
ここは自分が全部引き受けることにしよう。

よしよし、大丈夫。
すっきりココロ晴れるまでここにいればいいよ。
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by satoshi_0813 | 2011-03-02 23:31
バスケットコートの息吹
f0204561_18314323.jpgJICAボランティア隊員総会でバンコク上京から
久しぶりの活動先入所施設へ。

とりたてていつもと変わることもなく
日常らしい日常を過ごす。

活動先をあちこちウロウロ回りながら
これまでの自分のボランティア活動を思い起こす。


いつものバスケットコートに足を向ける。

自分が赴任したころは右写真のように
活動先施設のバスケットコートは誰も使われず野ざらし状態。


バスケットボールをする子どもたちはゼロ。

自分ひとりでシュート練習したところから始まり
今では活動先の半数以上の子どもたちが楽しめるスポーツになった。
(過去記事:『バスケットボールが最高に過熱した日』参照)



f0204561_0183911.jpgそんなことを思いながら
いつものバスケットコートに足を向ける。


しかし
『いつもの』バスケットコートではなかった。


あれ?
と異変に気付く。

ゴールリンクにネットが掛けられている。

今までは「裸」のゴールリンクだった。
たしかにネットが掛けられていなくてもバスケットボールはできるが
あるべきものがあると
ゴールリンクの姿も誇らしげに自分の目に映る。


f0204561_0205072.jpg上に向けた視線から
今一度落ち着いて自分の居場所を確認すると

驚いた。


驚きのあまり

あらゆる音が消え失せた。

自分の空間の時間が止まった。


自分が今いるこの場所は
本当に自分のいた世界の空間なのか。

どこか別の世界に迷い込んだのではないか。

人間は驚き過ぎるとこのような不思議な感覚になるのだろうか。



なんと
バスケットコートにラインが引かれている。

すっぴんのときとは見違えるほどキレイに化粧されたバスケットコート。
それを見て涙が出た。


率直な想い。
「あー、間にあったか・・・」



f0204561_0234233.jpg参加者ゼロから始まった自分のバスケットボールの活動。
子どもたちが楽しめるスポーツの新たな選択肢をつくりだし
徐々に子どもたちの中で高まりを見せ、定着していった。

おそらく自分がこの活動先を去ってからも
バスケットボールというものは子どもたちの中でずっと生き続けるかもしれない。

でも
まさか自分がこの活動先を去る前に
こんなカッコいいバスケットコートの雄姿を自分が見られることになるとは。


自分がいない間に静かに生まれ変わったバスケットコート。

きっと配属先(あるいは配属先が委託した業者)が行ったもの。

自分ひとりのチカラではどうしようもないと思っていた。
さすがに配属先の姿勢を変えられないとあきらめていた。

だが
自分のボランティア活動の取り組みによってか分からないが
いずれにしても
まるで自分の知らないうちにあるいは気づかないように
配属先が動いたことにも少なからず自分のココロも動かされた。


1年半前には仮死状態だったバスケットコートが
本来の姿を取り戻し
ようやく息を吹き返しつつある。
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by satoshi_0813 | 2011-03-01 22:19