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タイ・チェンマイ少年の家での青年海外協力隊員としての活動の日々

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by satoshi_0813 | 2011-03-22 23:21
チェンマイを去る
f0204561_1214518.jpg1年9カ月のボランティア任期満了、活動終了にともない
いよいよ任地であるチェンマイを離れる。


帰国に向けてのバンコク上京当日の直前まで
部屋の片づけと荷物の整理に追われる。


ホント最後の最後の直前まで
てんやわんやのバタバタ。

f0204561_1224127.jpg自分のボランティア活動の生活を支えてくれたこのアパート、この部屋。


1年9カ月の生活がしっかり染み込んで
きれいさっぱり空っぽになった空間にも
未だ自分の存在が見えるよう。


溢れんばかりの思いが胸に去来する。


f0204561_1242515.jpgアパートのオーナーさんの元へ最後の家賃の支払いとお別れのあいさつ。

家族のようなあたたかみを感じることができ
ホントにお世話になりました。

そのオーナーさんの好意により
チェンマイ空港まで送ってもらうことに。

自分の荷物を片づけラストスパートを終え
再び玄関ポーチへ下りてオーナーさんの元へ。


が、しかし
玄関がロックされてしまっている!


f0204561_1262364.jpgアパート玄関は電子ロック管理されていて
カードキーで開閉するようになっているのだが
自分のカードキーは家賃支払いのときにオーナーさんに返却してしまっていた。

1階の部屋をノックしまくって助けを求めるが
平日の日中ということもあってか
誰もいやしない。

外へ出られない。
これはまずい。

痛恨のタイムロス。

飛行機フライト時刻の時間が迫る。


さらに悲劇が。

送迎を約束していたオーナーさんも運転手さんの姿もない。
誰もいない。

これはまずい。
・・・てか、おいおい!

しばしの間かすかな望みを持って待ってみるものの
気配すら感じない。

送迎をあきらめて
結局ソンテウ(乗り合いタクシー)を利用することに。


どう賢明な計算をしてみても
飛行機フライト時刻には間に合いそうにないような微妙な時間。

ソンテウ運転手さんにムチャなお願いをしてブッ飛ばす!

空港到着。
ダッシュでカウンターへ行ってみるが。

ギリギリアウトーー!!


f0204561_1271186.jpgああああああーー!
やっちまったーーーーーッ!



すぐさまJICAタイ事務所ボランティア調整員に連絡。
迅速適切な対処をしていただき
フライト変更の手続き。

次の便はフライトキャンセルで欠便。
次の次は満席。
そのため
次の次の次のフライト便に搭乗することに。

そのため空港で4時間待ちぼうけ。



珍しく2日間にわたる雨模様のチェンマイが
切なそうに涙を流すこの日。

チェンマイの街が
まだこの地を離れるなよ
もう少しでもこの地にとどまれよと
引き留めにかかったのだろうか。
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by satoshi_0813 | 2011-03-17 23:08
自分の2年間のボランティア生活を支えた功労者
f0204561_1751813.jpgおよそ2年弱にわたる
タイ・チェンマイでの自分のボランティア生活を支えてくれた功労者。

ボロボロになったシューズ。

どこへ行くにも彼と一緒だった。

まさに文字通り、ともに歩んできた2年間の道。

ボロボロになり果てて
ソール部分は摩耗したりめくれ上がったり
あちこちには穴が開きまくり。


f0204561_176322.jpgまさかここまでボロボロになるとは予想もせず。

それでも最後まで付き合ってほしいと思い
接着剤でくっつけたり糸で縫い合わせたり荒治療の修繕を繰り返す。

なんとか最後まで共にすることができた。


おつかれさん。

ボクらがこれまで歩いてきた
この道に間違いはないと信じたいね。

ありがとう。



f0204561_1763685.jpgチェンマイで買った自転車。
(過去記事:『チャッカラヤーン』参照)

どこへ行くにも彼と一緒。
コイツに乗ればどこにでも行ける気がした。

危険な車道もブイブイ進む最強コンビ。

一方、酷使に酷使を重ね
あるいはタイの悪路に耐えかねて

度重なるバンクなどの故障。

そして
バイクの追突事故で一緒に吹っ飛んでくれた。
(過去記事:『交通事故!』参照)


f0204561_1712174.jpg彼がうまく吹っ飛んでくれたおかげで
大きなケガにならずに済んだのだろうと信じている。

まさに身代わりとなった命の恩人。


ありがとう。
今、自分が生きているのはキミのおかげかもしれない。


最後の最後で
べダルがロックされて動かなくなってしまったけど
本当に最後まで頑張ってくれました。

おつかれさん。





キミたちのことは忘れませんよ。


たぶん。
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by satoshi_0813 | 2011-03-17 01:04
日本に帰国したら
青年海外協力隊としてのボランティア派遣期間任期満了を目の前にして
タイ滞在もあとわずか。

日本に帰国したらしたいことなどをあれこれ想いを馳せる。


  温泉に入りたい。
  そうでなくてもお風呂につかりたい。

  一眼デジカメを買い替えたい。 (・・・というかあげちゃったし)
  コンパクトデジカメも買い替えたい。 (・・・というか壊れちゃったし)
  iPodも買い替えたい。 (・・・というかなくなっちゃったし)

  焼き肉屋がんばりやのおいしいお肉をたくさん食べたい。
  牛丼屋に行きたい。
  華麗まんてんの大盛りカレーを食べたい。
  ラーメン二郎も全部マシマシで食べたい。
  友だちと居酒屋で飲み明かしたい。

  積もるのはイヤだけど雪が見たい。
  日本の正月を堪能したい。



  また学校でバリバリ働くぞ。


  クルマを乗り回すぞ。

  ジャスコに行くぞ。

  たくさん読書をするぞ。

  やっぱり携帯電話買わないといけないみたいだぞ。
  どんな機種があるのかさっぱりわからないぞ。

  ボールペンは青色を愛用するぞ。


  日本の物価の高さに慄くかも。
  日本円をバーツ換算して考えてしまうかも。

  暑さに耐性ができているかも。
  けど日本の寒さには相当こたえるかも。
  花粉症復活するかも。

  やっぱり朝シャワーを欠かせないかも。
  ピールに氷を入れて飲んじゃうかも。
  日本料理が辛くなくて物足りなさを感じるかも。

  つい「サワッディーカッ」とかワイして挨拶しちゃうかも。
  思わず「カッポム」とか返事しちゃうかも。
  「ウイッ!」とか「オッホォ~」とか驚きのリアクションをしちゃうかも。

  そんなこと感覚違いなコト言って周りをドン引きさせてしまうかも。


日本の生活が楽しみ。

なんだかんだで日本が自分本来の居場所。


タイにいようが日本にいようが
自分は変わらず自分のまま。


青年海外協力隊として生活・活動して
自分もちょっとは成長しただろう。
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by satoshi_0813 | 2011-03-16 23:58
ボランティア報告書 第5号
派遣ボランティアは派遣期間2年間(自分は現職参加なので1年と9カ月間)で
計5回「ボランティア報告書」を定期的にJICAに提出することになっています。

今回は赴任後21カ月の最終第5号報告書。



1 活動結果

  自分のボランティア活動を支える基本重要理念として「豊かさの基準は選択肢の多さにある」と考え
  そしてその「豊かさ(選択肢)」は自らの力で自らを高めようとする持続的な努力によって獲得することができ、
  そのために必要な力として子どもたちの「自己成長力」を育むことが必要である、という考えがある。

  そのような理念を基盤として
    ・基礎学習的活動 (「アタマ」を鍛える)
    ・スポーツ・体育的活動 (「カラダ」を鍛える)
    ・グループレクリエーション的活動 (「ココロ」を鍛える)
  を主な柱として取り組んだ。

  子どもたちに対して大切にしたことは
  これらさまざまな体験や活動を仕組んでいって成功体験を積み重ねていくことへ導き
  褒められるうれしさやできるよろこびを実感することを引き出し
  子どもたちに「達成感」「自信」「意欲」を獲得していくように図ることである。

  そして、成功体験を通じて獲得した「達成感」「自信」「意欲」によって
  さらなる新たな「達成感」「自信」「意欲」を引き出していく。

  この3つの精神サイクルが上昇気流を生み出し
  「自己肯定感」「自尊感情」「自主・自立・自律の精神」が芽生え
  子どもたちが自分の力で成長するチカラ、
  つまり「自己成長力」を育む目的の下、活動に取り組んできた。


                                 ※具体的な活動および成果については別紙参照。


2 要請の妥当性

  児童保護施設へのボランティアというものに関して、
  派遣国タイではタンブン(徳を積む)ための活動
  あるいは大学生が社会勉強の一環として行うという風土・文化が根強くあり
  国家事業として戦略的に行われるボランティアというものとは
  一線を画するものなのかもしれない。

  また今回のボランティア要請内容についても
  配属先は的確・適切に把握しているわけではなく、
  とりわけ児童保護施設におけるボランティアが行う活動として
  そこまで重要視していないような姿勢がある。

  そもそも赴任当初から
  自分が子どもたちに行う活動について配属先の関心や協力もなく
  協働で活動を行うという姿勢やボランティアから何かを学び取ろうという姿勢は皆無であり
  人材としての自分がはたして配属先にとって本当に必要とされているのか疑問の念が拭えない、
  という不遇な日々を過ごすことになった。

  それでも活動の対象となる子どもたちのために自分ひとりで地道に活動を重ねていき
  配属先が自分の活動にわずかでも理解・協力することを期待していたが、困難を極めていた。

  以上、このようなボランティアに対する意識あるいは配属先の受け入れ体制の観点から
  今回の要請は妥当であるとは言い難い。


3 活動成果の配属先による活用の見込みと今後の配属先への支援の必要性

  自分のボランティア活動に対する配属先の関心や協力がないという受入体制上の困難もあり
  自分と子どもたちとの活動の間に配属先が介在していなかった。

  そのため、実際の活動においては
  子どもたちを活動対象にした活動のみにしか広がりを見せることはできなかった。

  よって活動成果が今後配属先によって活用される見込みは極めて薄いと考えられる。

  しかし、自分が継続的に行ってきた活動の1つであるバスケットボールに関して、
  コートにラインを引くなど環境を整えるなどわずかであるが動きを見せている。

  また新たに配属先に赴任した職員が
  自分と同じように子どもたちと近い距離でコミュニケーションを取ろうとしている姿が見られ
  そこに一筋の光明がうかがえるようになった。

  むしろ配属先職員より活動の対象であった子どもたちの方に期待を寄せることができる。
  自分が中心になって行ってきた活動や遊びを子どもたちの中から
  真似ごとのようにでも行っていくことを期待している。

  配属先への継続的な支援を行う必要はない。
  職員体制や予算面など十分に自立して行えるだけのものは整っている。
  要は職員ひとりひとりが子どもたちとどのように関わるかという意識の問題である。



4 ボランティア経験について

  青年海外協力隊として自分自身が派遣された大きな目的のひとつであろう
  「派遣国を豊かにする」というものの中にある「豊かさ」というものを
  自身のボランティア活動のテーマにしながら日々の活動に取り組んだ。

  その経験の中で「豊かさ」の本質についての考えを反芻していった先に
  「豊かさの基準は選択肢の多さ」という考えに至り
  その考えを通して自分自身のボランティア活動の在り方を模索・検証していきながら
  そして自分自身の在り方について見つめることができた。

  今後の自分にとっても、この考えが自分の世界の基盤となるものになるものと期待する。

  また学校教育という枠組みで子どもたちと関わっていた経験の上に
  今回の途上国における児童保護施設で(つまり学校という枠組み外で)
  子どもたちと関わる経験が加わり、子どもたちたちを見る眼・洞察力・子ども観がさらに養われ、
  子どもたちとの関わりにおける「懐の深さ」や「幅の広がり」が養われたように感じる。

  今後の自分の教職経験にさらに活かすことができればと期する。


5 帰国後ボランティア経験を社会に還元または発信するための方法と計画

  現職教員特別参加制度で青年海外協力隊ボランティア派遣され、
  帰国後も再び学校教育現場に復帰することになる。

  教壇に立って次世代を担う子どもたちに
  自分が派遣国でのボランティア活動を通して知見・経験してきたことを語ることができる。
  そのことによって日々の仕事の中で社会還元を行うことになる。
  これは他の職種にはない教員であるから可能な特権的なメリットと言える。

  自分のボランティア活動で培った海外生活体験や異文化理解をもとに
  学級活動等の時間を使っての子どもたちへの国際理解教育を行うとともに
  子どもたちだけではなく学校内外での教職員に対しての国際理解研修も考えられる。

  また地元のJICA期間を通じて青年海外協力隊説明会などの場で県民に対して
  ボランティア経験を広く地域社会に伝えることも考えられる。

  あるいは自分が派遣期間中に綴ったブログ(http://thai21jocv.exblog.jp/)を通じて
  青年海外協力隊としてボランティア活動を行った経験を発信し続けることができるだろう。



以上。
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by satoshi_0813 | 2011-03-15 22:22
涙のソムタム
f0204561_9374616.jpgチェンマイでいつも通っているソムタム屋さん。
(過去記事:『おいしいソムタムのお店』参照)

ここ以外ではソムタムを買わないというくらいの自分のこだわり。


仲睦まじいご夫婦の雰囲気が気に入って
何度も足を運んでソムタムを買い重っていくにつれて
向こうも自分もまるで息子のように接してくれたような。

ここ最近2、3カ月くらい
ソムタム屋さんの旦那さんの姿が見えなくなった。

代わりに娘さんがお店のお手伝いをする。

旦那さんに何か起こったのか。
いろいろな憶測や心配が飛び交う。

旦那さんの身を案じながらも
そのことを訊いてもいいものなのかどうか
訊くに訊けず
ただ黙って心配しながらソムタムを買う日が続く。


その一方で

自分が帰国間近になってチェンマイを離れてしまうこと。
ここのソムタムが大のお気に入りなこと。
つらいことがあったときはここのソムタムで胃もキモチも癒し、
うれしいときにはここのソムタムでよろこびの祝杯をあげたこと。

などなど
自分の知らないうちに風の便りで
自分とこのソムタム屋さんにまつわるいろいろなエピソードが
ソムタム屋さんに知られていることになっていた。


そんな自分の想いを知って
自分をかわいがってくれるソムタム屋さんのお母さんが
ソムタムを買ったときのおまけにスイーツをくれた。

お礼を言って踵を返す。
こらえきれず出てきた涙を見せないように。


なんなんだろう。


きっとこのお母さんの方がつらい状況なのに
自分に気を遣ってくれている。


ソムタム屋さんのお母さんのやさしさと
何もしてあげられない自分のやるせなさや申し訳なさが織り交ざって
なんとも言えない気持ちから出た涙。



f0204561_9382838.jpgそして次の機会。

なんと!

旦那さんの姿が!

体調が芳しくなくしばらく休んでいたらしく
もうだいぶ良くなったので店に立つことになったと言う。

うれしいを通り越してココロがワケ分かんなく動き回った。

ずーっと心配していたこと。
また旦那さんが復活してうれしいこと。
やっぱりここのソムタムが大好きなこと。
なによりここのソムタム屋さんの夫婦が大好きなこと。


うまく言えた自信はないけれど
きっとキモチは伝えることができた。

涙をこらえて。


カメラを撮影させてもらって
現像してデカく引き伸ばした写真をソムタム屋さんにプレゼント。

ソムタム屋さんのお母さんも
目を真っ赤にして涙を浮かべていた。


よかった!ホントよかった!


いつまでもお元気で仲良くいてください。
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by satoshi_0813 | 2011-03-14 22:40
タイガーキングダム
f0204561_2037356.jpgチェンマイ市内の自宅アパートから15キロほど。

自分が2年近くボランティア活動をしていた配属先を中間地点に通過するところにある
「虎の王国」ことタイガーキングダムに乗り込む。


トラというと
「猛獣」をイメージするが
そんなトラとこれでもかと触れ合うことができる
というのがウリのトラ専用アニマルパーク。

f0204561_20511152.jpg自分自身、トラに触れるのは初体験。

にもかかわらず
妙に怖いもの知らずでいきなりかなり大胆な自分。

実際、間近に近寄って触れ合ってみると
コワイどころが実にカワイイでないか。


クンクンと匂いを嗅いでみると
トラの匂いがする。

うーん、その匂いを例えるなら
使い古した毛布をお日さまいっぱいに干したような匂い。




f0204561_20524589.jpg超至近距離から見たトラは感動的な美しさ。

トラ柄模様の鮮美さ。
毛並みのよさ。
金色に潤う瞳。
耳の後ろのおしゃれな白い斑点。
気持ちよいさわり心地。

などなど。



f0204561_2054024.jpgかなり成長したデカいトラも
おとなしく人に慣れている。

なぜ襲わないのか不思議なくらい。

生まれながらに檻の中での生活で
全く野性味を取り除かれてしまったのか。


こっちの触れ合いたい気持ちなんて知ったこっちゃないのか
気まぐれに自分の元から離れ
飄々とどこかへと行ってしまうところは
いかにもネコと同じ仲間なんだなと思わせる。



f0204561_20543218.jpgとりあえず
でかいトラと一緒にガオーッ!


ガオーッ! ガオーッ!


ガオーッ!




f0204561_20554275.jpg一見するとでかい猫のように見えるタイガーキングダムのトラも
ふと仲間同士でじゃれ合いケンカするときの殺気は
さすがに猛獣を思わせる迫力。


プールの中でバシャバシャじゃれ合うトラたち。

暴れる2匹のトラが飛ばす水しぶきに
傍でカメラを構えていた自分はびしょ濡れ。
隣で自分を案内していた係員さんはもっとずぶ濡れ。



f0204561_2115562.jpg15分間の観光客への接客業を繰り返すトラたち。

  大型トラ(15分間) 420バーツ(約1200円)
  中型トラ(15分間) 420バーツ(約1200円)
  小型トラ(15分間) 520バーツ(約1500円)
  ちびトラ(10分間) 520バーツ(約1500円)
                            (他に様々なお得なセット価格あり)

時給換算するとかなりの高給な接客業のトラたちだが
檻の中で次から次へと観光客への接待をして
かなりのストレスを抱えて
いっそのことガブリッ!とやってしまいたくなることもあるかもしれない。


f0204561_2121872.jpgそれならせめて
自分に割り当てられた15分は
こんなふうにゆっくりまったりだらーんと
穏やかに寝そべっているのも悪くなかろう。


ぐたーっとしているトラさんと
一緒にお日さまにあたりながらお昼寝。

無防備にお腹をひれ返して
なかよしふたりで添い寝。




f0204561_213261.jpgさてタイガーキングダムまでのアクセスだが
市内から15キロ以上離れた外国人向けのテーマパークということもあって

市内から路線ソンテウで往復30バーツ(約90円程度)
ソンテウをチャーター 交渉次第 往復400バーツから(約1200円程度から)
トゥクトゥクをチャーター 交渉次第 往復250バーツから(約750円)
レンタルバイク 200バーツ(約600円)
その他タクシーやツアーバス

で行くのがほとんど。

駐車場を見渡すとトゥクトゥク、ソンテウやタクシーやツアーバス、あるいはバイクだらけ。

その中にたった1台の自転車。

そう、自分の自転車。

周囲の人も自転車を乗る自分にまさか的な視線をくれる。

完全に周りから浮いている青年海外協力隊。
しかし
これが青年海外協力隊。
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by satoshi_0813 | 2011-03-13 02:35
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
f0204561_11131239.jpgJICAタイ事務所から緊急連絡網が回り
ここで初めて日本から自分の元に悲劇という言葉では表せない衝撃的な報が届く。


3 月 11 日 14 時46 分ごろ
東北地方の太平洋三陸沖を震源に
日本国内観測史上最大のマグニチュード 9.0 を記録する地震が発生。

宮城の震度7の最高震度を筆頭に東京でも震度5強を観測。


地震による停電や火災のみならず
太平洋岸を中心に発生した大津波などの被害が拡大し
宮城から千葉にかけて最大10メートルもの津波。

津波や火災で多数の死傷者が出ており、今もその数は増え続けている。


タイでもこの惨事はニュース等で大きく報道され
みんなして日本のことを心配してくれている。

タイ人の間に「ツナミ」という日本語がタイに広く知られることになった。


何と言えばいいのだろうか。
言葉にならない。

日本が今、未曾有の悲惨な状況に遭っている。

タイの人たちも、日本のことや自分の家族を心配し
自分も日々地震情報の収集に努めているが

どうしても遠く離れた国にいるせいなのか
本当に同じ世界の上で現実に起こっているのか
この惨状を肌で実感することができていない。

震災によって日本の人々がどれほど苦しんでいるのか共感しきれない
そんなもどかしさも感じる。

きっと自分が感じているより以上の惨状がある。

今までにない日本の惨状ぶりに
一体自分にできることは何なのか、何をしたらよいのだろうか。

もどかしい日々だが
とにかく1人でも多くの命が救われ
1人でも多くの人が悲しみから逃れられること、
そして、当たり前の日常を過ごせるようになるようにと
心から切に願う。


**********

東日本大震災の被災者の皆さんへ

この度の東日本大震災にて被災されました皆様やそのご家族の方々に対しまして
心よりお見舞い申し上げます。

刻一刻と状況が変化しておりますが、
少しでも早く事態が収束に向うことを心の底より祈念します。

遠くの地にいるもどかしさもあり
自分には想像し得ないほどの痛みや苦悩が
東日本にお住まいの皆様に降りかかっていることを思うと
自分として何かできないかと痛切に感じます。

今後の見通しが立てがたい状況ですが、少しでもお役に立てればと心構えをしています。

ひとりでも多くの皆様が救出されること、一日も早く皆様に笑顔が戻ることを願います。


**********
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by satoshi_0813 | 2011-03-12 06:19
別れの日、そしてさようなら
f0204561_0591666.jpg本日をもって
活動先施設チェンマイ少年の家でのボランティア活動終了。

つまりそれは

活動先施設チェンマイ少年の家の子どもたちのと別れを意味する。


「いつ日本に帰るんだ?」
と、ここ最近になってさらに頻繁に訊ねてきた子どもたち。

それに対して自分はお茶を濁した対応をしていたため
子どもたちの大半は
まさか今日が自分と別れの日になることを知らない。

あるいは
自分がこの施設を離れて日本に帰ることになると思ってもいない子もいるかもしれない。

活動休日に施設に姿を現さないだけでも
不思議がって理由や何をしていたかを訊ねられるくらいだったし。

それだけ
いつでも子どもたちと一緒だった。

お互いにとって自分がこの施設で子どもたちと一緒にいるのがごくごく普通だった。



f0204561_1294825.jpg活動最終日この日、
最後の最後に行った締めの活動は
バスケットボール。

赴任当初は子どもたちの中では誰ひとりとしてやっていなかったバスケットボールだが
自分ひとりから地道に裾野の拡大を図って子どもたちの機運を高め
(過去記事:『バスケットボールが最高に過熱した日』参照)
最後には配属先職員も動かしてコートが整備された。
(過去記事:『バスケットコートの息吹』参照)

今では自分が手とり足とり指導をしなくても
準備運動からセットシュート、レイアップシュート、ミニゲームなどの練習メニューを
子どもたちだけでひと通りこなせるようになった。

自分の出る幕が減ってちょっぴりさみしさもあるが
でもこれこそ「自転車の練習」的な教育の考え方になるのだろう。
(過去記事:『自転車の練習』参照)

地味だけど地道に続けた自分の活動。
じわじわと子どもたちの中からうごめく成果が湧き上がってくる。
そんなここでの自分のボランティア活動をあらわすような
バスケットボールの活動で締め括れたのは何とも感慨深い。



f0204561_10286.jpg自分がこの活動先施設を離れるのが今日であることは
これまで自分の口からは子どもたちに公表していない。

あわよくば
配属先職員にも知らせずにシレーっと姿を消すつもりだったが
さすがにそれは問屋が卸してはくれないわけで。


できるだけいつもどおりに過ごして
ごく自然にこの活動先施設から姿を消したい
という自分の意向もある。

それに加えて
今回の活動先施設の子どもたちとの別れというものを
受け止めきれない自分がいるということも認めなければない。


生者必滅会者定離(せいしゃひつめつえしゃじょうり)
  : 生命のあるもの は必ず死滅するときがあり
   逢ったものは必ず別れる運命にある。


そんな世の常とも言える「別れ」というものに
子どもたちと面と向かってしっかり受け入れることが大切であろう。


f0204561_123730.jpg子どもたちのことを考えるとよくないことは分かっている。
教育者として考えるとなおさらよくない行為であろう。

でも
自分にも準備ができていない。

どのように受け入れていいのか分からない。

悪いがそんな自分のワガママを通させてもらう。


もう会えないかもしれない。

もうここに来ることはないかもしれない。

という想いは大きい。


でも
彼ら子どもたちのこれからの成長が楽しみだし
成長した姿を見たいと思う。



もしまた会える日がやってくるのなら
その日まで。
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by satoshi_0813 | 2011-03-11 22:54
「シー」と呼ばれたオトコ
f0204561_57761.jpgこの活動先施設チェンマイ少年の家に赴任して以来
子どもたちから何度も呼ばれてきた自分の名前。


タイ人にとって
日本語3文字が並んだだけでも長く感じるようで

さらに
自分の下の名前3文字は
タイ人にとっては発音しにくいようで。

呼ぶにはなかなか難しいよう。

いつしか
下の名前3文字のうち
頭のひと文字が脱落して


それでも言い難さが伝わってくる。


そんなこんなしていたら
ついに
自分の名前3文字のうち
末尾ひと文字で呼ばれることが多くなった。

「シ」(あるいは「シー」)

もうこれ以上は削ぎ落とすことはできない究極のカタチ。


f0204561_583998.jpgおまけに
上下関係を重んじるタイの文化にでは
年上の人につける「ピー」だとか
「職員、先生」を意味する「クルー」だとかをつけることがあるが

子どもたちはお構いなしに呼び捨てしてくれる。

一応の体裁を守ろうと配属先職員が呼び方に注意することもあるが
子どもたちと自分との関係に不自然な壁ができるような感じがして
注意をされる子どもたちに
「大丈夫。気にしてないし、気にする必要もない。」と目配せ。

自分と子どもたちの間には
なんら一切の壁や枠組みも存在しない。

そんなこんなで過ごしてきた活動期間。


子どもたちにとっては
今まで出会ってきた「オトナ」という枠には収まらない存在に違いないだろう。

自分もオトナ側(つまり配属先職員のこと)よりも
常に子どもたち側に立っていた。

いつでも子どもたちの味方。

かと言って
「コドモ」と言うわけでもなく
ちょっとカラダがでかくて力強そうで
自分たちを公正な目で見ている
ひと目もふた目も置くようなちょっと特別な存在。


自分と仲のよい子どもたちほど
遠慮なく「シー!シー!」と呼んでくる。


この呼び方こそ
なんだか自分と子どもたちとの関係を象徴しているようで
耳に飛び込むこの「シー」という歯擦音が心地よい。



「シー!シー!」


振り向いてそれが聞こえる元をたどると
いつも子どもたちの笑顔があった。
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by satoshi_0813 | 2011-03-10 23:04