<   2010年 09月 ( 25 )   > この月の画像一覧
食堂の相席
f0204561_0124390.jpg活動先の施設チェンマイ少年の家の食堂。
16台のテープルが並べられ
1台あたり8~10人が
それぞれのテーブルを囲むように座って食べる。


子どもたちの配膳を終えて自分の食事を持って
どこに座ろうか子どもたちが座っているテーブルの間をウロウロしていると
いつも子どもたちの誰かしらが「ここに座れ」と
テーブルをトントンと叩いて招いてくれる。


今日はどのテーブルもビッシリと埋まっている中
他のテーブルからあふれたのか
ポツンと座る子どもがひとり。


そんな状況を放っておけず
じゃあ自分と一緒に食べようかと目で合図をして向かったところ
他のテーブルからトントンと招待をもらう。

視線をひとりで座っている彼に向けさせ事情を説明すると
残念な表情と不満な表情を見せる招待主。

ちょっとさみしいがふたりで食べようかと思った矢先
先ほどの招待主が同じテーブルに座っていた子どもたち連中を引き連れて
二人だけで座っていたテーブルに押し寄せてきた。

さみしかったテーブルが一気に活気に満ちた。

お互いのひじがぶつかるくらいギュウギュウに席を詰めて
実際狭くて仕方なかったけど

子どもたちのココロが動き
やさしさに包まれての食事だったせいか
その窮屈さがとても居心地のよいものだった。
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by satoshi_0813 | 2010-09-30 23:11
ヘンテコな日本語
f0204561_23131859.jpg学校から施設に帰ってきた子どもが
足早に自分のところへあるものを見せてくれた。

外国語の教科書のようなもので
中をペラペラめくると
日本語の表現が紹介されている。

その中に書いてあるものを
こと細かく目を通してみると


  おはよろてさいます.
  てんにちは.
  てんばんは.
  おゃすみなさい.
  さようなら.
  おーげんきですか.
  ありがとうてさいます.
  どういたしまして.
  では、またあいましよ.
  でめんなさい.


んー。
まるでデタラメなヘンテコな日本語が書かれている。
分かる人には一目で間違いって分かるレベルなんだけど。

これをつくった人もずいぶんテキトーにつくったもんだと。
でもそれがゆえに
読んでいくとジワジワと笑いがこみ上げてくる。

この中でも特に

おーげんきですか.

とかは「おー!元気ですか?」みたいに
妙にテンション高く訊ねているのを想像して
ちょっと笑いを吹き出した。

子どもたちにも
こんなふうに日本語教えようかな。



  おー!元気ですか?

  おー!元気ですよ!
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by satoshi_0813 | 2010-09-29 23:06
止まり木
f0204561_1175492.jpg先週から入所してきた子どもと初めて会話。

自分から会話を仕掛ける。


先週は目が合う程度のやりとり。

この日もお昼ゴハンのとき
ふとしてお互いの視線がぶつかる。

視線を切らずに
じーーっと見つめる。

向こうも視線を切らないので
さらにじーーっと見つめる。

そして

ニコッと微笑む。

それを見て向こうも
ニコッと微笑み返し。


コトバを交わしたわけでないが
これが彼と自分との初めての会話。


その後お昼ゴハンを終えて
昼休憩気分でひとりのんびりしていると
遠巻きから彼が様子を伺いつつ
じりじりと自分との距離を縮めてくる。

お互いの距離を図るようにして
ゆっくりとわずかずつだが確実に。

自分が気になるのか仲良しになりたいのだろうか。
そんな彼の品定めをしている胸中が自分に伝わる。

そして

ニコッと彼にあの微笑みをもう1度。

すると
この人のテリトリーに入っても大丈夫だと確信したのか
てくてくと寄ってきて
自分の隣にちょこんと座する。

それからお互いにコトバを交えてのお話し。

それ以降1日中
自分が帰路に向かうため活動先を出るまで
ずっと自分の横を陣取っていた。

晩ゴハンのときもちょこんと自分の隣に座って食べて
バスケの審判をしていたときもすぐ横で見ていた。

そんな健気な彼の動行に
ほっこりとした気分になる自分。


施設に入所して間もない子どもにとって
新しい環境でどうしていいのか右も左も分からない。
新しく人間関係を築いていかないといけない。

子どもたちの人間関係の真っ只中にいながら
子どもたちどうしの利害関係とは離れたところいる自分は
そんな不安を抱いている子どもにとって
ホッと一息つける安息の地なのかもしれない。


自分を止まり木にしてちょこっと羽を休めて
自分で飛べると大丈夫だという時期を見計らって
自分から離れて外の世界へ飛び立っていく。


今まで何人の子どもたちが自分の元から飛び立っていくのを見届けただろうか。

飛び立ってしまうのはちょっぴりさみしさもあるけど
離れていても陰ながらちゃんと見守ってるよ。
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by satoshi_0813 | 2010-09-28 22:54
カギの取替
f0204561_23441850.jpg休日まったりと自宅でだらだらネット中毒。

お昼に差し掛かったころ
部屋の内線から連絡。

カギの取替。

二つ返事でお願い。

ちょうどカギの開け閉め具合が固くなっていて
修理をお願いしようかどうか二の足を踏んでいたところなので
まさに渡りに船。


顔なじみのアパートスタッフさんが
部屋の取替作業に取り組む。

こうして見ると
まるで空き巣現場にも見えるか。


詳しい話はよく分からないが
おそらくアパートの防犯上の対策措置の1つであろう。

アパート全室のドアのカギを一斉に取替新調。

自分の棟だけでも51室。
他の2つの棟も行っているとすると全部でゆうに150室は超える計算。

お疲れさまです。
何か冷たいものでも差し上げればよかったか。
うっかりしてた。


新しいカギに取り替えたおかげで
ドアノブがピッカピカに自己主張。

カギの具合も軽くなってストレスフリー。

ほんのちょっとだけの快適さが
けっこううれしく感じる。
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by satoshi_0813 | 2010-09-26 19:42
カゴの中にボール入れ
f0204561_10355186.jpg活動先の特にチビッこたちに
ベビーパウダーのボトルを使った的当てゲーム(過去記事『ボトルで的当て』)を
少しだけアレンジしてみた。

今回は活動先の子どもたちが日常使う洗濯カゴを使う。

洗濯カゴをテキトーに少し離れたところに置いて
そのカゴめがけてボールをふんわりスローイン。


これも思いつきな発想で単純な遊びだけれど
ちょっとベビーパウダーと少し変化がついて
遊びのバリエーションが1つ増えたということで
子どもたちの遊びの選択肢も増えたかな。

どっちにするかみんなで相談し合って決めるもよし。

さらに自分たちで創意工夫して遊びをアレンジしていくのもよし。

自分が任期を終えてこの地を去っても
子どもたちだけでこういった遊びをしてくれれば言うことなし。
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by satoshi_0813 | 2010-09-25 23:11
キレイなお姉さんが教えてあげる
f0204561_2049526.jpg活動先チェンマイ少年の家で
午後6時ごろくらいからおよそ1時間
チェンマイ大学の女子大生が何名かずつやってきて
子どもたちの学習支援(主に宿題)のボランティアを行っている。

以前は自分も
子どもたちの宿題などの学習支援をしていたこともあったが
(過去記事:『宿題しよう!』参照)

彼らボランティアがやってくるようになってからは
自重してその役割を彼らに譲り
子どもたちに他の活動を行うことで巧く棲み分ける。


子どもたちが学習をする姿勢をつくってくれるのなら
無理に自分が出しゃばる必要はない。

むしろ
タイ語がよちよち歩きの日本人のオッサンに教えてもらうより
若くてカワいくてキレイな女子大生に教えてもらった方が
そりゃ教えてもらう方は励みになるってば。

そりゃそうに違いない。

自分だってだって子どもたちと同じ立場なら
間違いなくそっちを選ぶから。

フンと鼻で笑う。


動機づけという観点からすると
得てして不純な動機ほど強靭強大であると。


きっと子どもたちは
ハンパないモチベーションで学習に向かっているはず。

よーし!いいぞ!
ファイト!
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by satoshi_0813 | 2010-09-24 22:39
シャボン玉をつくってみた
f0204561_2351983.jpg活動先の子どもたちのために
シャボン玉をつくってみた。


食器用洗剤にテキトーに水で薄めて
キモチ程度だけ割れにくく粘りを付けるために
テキトーに砂糖を入れて溶かして完成。

インターネットでちょこっとレシピを調べてみたが
イチバンのポイントとしたのは
子どもたちが自分たちでもつくって遊べるように
活動先にあるものでカンタンにできるシャボン玉をつくること。

食器用洗剤は食堂の食器洗い場にあるし
洗濯洗剤でも代用可能。
砂糖はなくてもなんとかシャボン玉はできる。


すべてがテキトーに分量されてカンタンにつくられたものだが
その作製工程に反するように

シャボン玉は美しく浮かんで飛んで
はかなくとも割れて散る。

目の前をか弱くフワリと漂う華奢なシャボン玉を
ボンヤリと眺めているだけで
ホンワカと笑みが浮かぶ。

癒しリラックス効果は絶大。
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by satoshi_0813 | 2010-09-22 23:45
ボール遊びの秘めたる目的
f0204561_01465.jpg子どもたちとボール遊び「はさみ」をして遊ぶ。
(関連記事『ボール遊び「はさみ」』参照)

実際にこの遊びをしている子どもたちの様子を観察すると
この「はさみ」というボール遊びは
ただの遊びとしては片付けられない
実に奥の深い要素が詰まっている活動であると考察する。


<要素1:キャッチボール>

鬼なると基本的にはボールの受け渡しを行う。
10メートルほどの距離感覚に離れているところからのキャッチボール。
運動動作、感覚動作の向上が求められる。

なおかつ
走り抜けようとするプレーヤーを瞬時に察知し
ボールをぶつけられるか自重するかの判断力を要する。


<要素2:相手を信頼するココロ>

多数のプレーヤーに対して
鬼役はたったの2名。
またこのゲームの特性上
鬼役が勝利する割合はプレーヤーに比べると低い。

なおかつ鬼役のうち
どちらかでもキャッチボールがうまくできないと
他のプレーヤーの格好の餌食になる。
一方の鬼役がうまくボールを捕ることができないと
もう一方の鬼役は相手が受け取りやすいボールをいかに投げることを考えればよいのだが
それどころか落ち着きを失いイライラして
ついにはやけくそになって勝負を捨ててしまうことが少なくない。

ゲームの中で
いかに冷静に自分を保つことができるか
相手を信頼し相手のことを思いやることができるのか。

グッとこらえてキレないココロをつくる。


<要素3:シャトルラン>

プレーヤーは10メートルほど離れた距離を
鬼役がキャッチボールのスキを掻い潜って
12回(6往復)疾走しなければならない。

プレーヤーの誰かがボールをぶつけられたらたちまちゼロからリセット。
また12往復を目指して走ることになる。

走っては誰かがアウトになり
また走ってはまた誰かがアウトになり
その繰り返しで
何度も何度も10メートル間隔のシャトルランをしていることになる。

これが地味にキツイ運動。
知らない間に体力の向上がねらえる。


<要素4:集団の中の一要素としての責任のある動き>

プレーヤーは誰かひとりでもボールをぶつけられてアウトになると
他のプレーヤー全員のカウントがゼロにリセットされる。
カウントが大きければ大きいほど
リセットになった時のショックは大きい。

なので
それぞれプレーヤーは個人でゲームに参加しているが
実はその個人の一挙手一投足には
他のプレーヤーに対しての責任も伴うということ。


<要素5:自己申告制>

プレーヤーのカウントやボールが当たったかどうかについて
一応自分が責任審判をしているのと
他の参加者が見ているのとで判定しているが
最終的には自己申告にして任せている。

特にカウントについては完全に自己申告である。
ごまかしは多分に可能であるが
そういったところで逆に人間性が試される。


以上、気付いたこと5点。

後付け的なところがあるが
それでもこのような要素を目的として活動して見ると
ただの遊びではなくなる。

カラダとココロの鍛錬としての活動になる。


子どもたちにはこのような要素や目的は説明していない。

活動を主催する自分が把握して
子どもたちの様子を見ていかに課題を克服するかを見守ることが大事。

しかしこのような要素や目的を把握しているのとしていないのでは
この遊びが持つ意味合いが天と地の差にも匹敵するだろう。

ただの遊びではなく
目的意識を持った活動を取り組む。
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by satoshi_0813 | 2010-09-21 23:56
おいしいガイヤーン
f0204561_23321442.jpg自分の大好きタイ料理。

  ガイヤーン
  ソムタム (関連記事『ソムタム』 『おいしいソムタムのお店』
  カーオニヤオ (関連記事『カーオニヤオ』

この3つは鉄板。

特にガイヤーンは
鶏を丸ごと1羽をあぶり焼きにして
ガッツリ肉が食べたいときにはサイコー。

チェンマイでもおそらくこの店がイチバンおいしいガイヤーンを作っている
と勝手に自分は決めつけている。


f0204561_15194225.jpg黄色いお店の看板があるが
店先では炙り焼かれている鶏がグルグルと回っているのが
それ以上に店の目印として目を引く。


1羽 99バーツ(約300円)。

ジリジリ値上がりしているけど
それでも安い。

そして絶品。

月に少なくとも1回あるいは2、3回のリピーター。

ボランティア任期期間あと何カ月という
毎月22日付近の休日になると
決まってここのガイヤーンをお持ち帰りして
おウチでささやかに祝杯を挙げる。

毎月恒例のちょっとした給料日的な自分へのごほうび。


f0204561_15205257.jpgなんだかんだで
自分のボランティア活動期間あと6カ月。


そうやって思うと味も格別。

ウマい。

そして
これがまたビールによく合う。


今夜も鶏まるごと1羽ペロリと平らげる。
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by satoshi_0813 | 2010-09-20 23:23
日本語カタカナで名前を書こう
f0204561_2055450.jpg子どもたちに日本語の練習。

簡単なあいさつは口に出せるようになった子どもたち。
自分にも日常的に意識して日本語であいさつしてくれる子どもたちもいる。

しかし
日本語は難しい。


文法もそうだが
ひらがな、カタカナ、漢字の3種類の文字を使うから
書く指導をするとなると骨が折れそう。

真面目にひらがなを教えたこともあったが
どうやら習得するのには時間がかかる上に
子どもたちの学習処理容量を超えているよう。

そこで一気に実用主義に突貫的に走る。


  自分の名前を日本語で書こう


自分がこの施設で子どもたちと活動している期間
日本語で何か1つでも書けるようになってほしい
というせめてもの思いを抱いて考えてみた。

一生涯で文字として書くもので一番多いのは
おそらく自分の名前だろう。

ということで
せめて自分の名前を日本語で書けたらいいなという
この日本人ボランティアの指導者の願いから
自分の名前を日本語カタカナで書く練習。

子どもたちは自分自身に直結的に関わるということで
かなり高い関心と意欲をもって取り組む。


それだけにさすがに吸収も早い。

なるほど、自分の名前を日本語で書くとこうなるのか。
と自分の書いた文字としみじみ対話をする子どもたちもいれば

どうだ!日本語で自分の名前を書いてやったぞ!すごいだろう!
と笑顔いっぱいこぼしてドヤ顔で誇らしげにいる子どもたちも。

それぞれの思いを胸に秘めて
真剣にそして楽しそうに
紙いっぱいに自分のカタカナの名前を書いていく。


ふだんあまり施設で勉強をする姿を見せない子どもたちにとって
インフォーマルな学習ではあるが
机に向かって鉛筆を持って紙に文字を書いて練習する姿勢をつくるだけでも
子どもたちの学習習慣が定着のためにはいいのかな。


学習姿勢のちょっとしたきっかけにでも。

急がば回れ。
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by satoshi_0813 | 2010-09-18 22:08