2011年 03月 01日 ( 1 )
バスケットコートの息吹
f0204561_18314323.jpgJICAボランティア隊員総会でバンコク上京から
久しぶりの活動先入所施設へ。

とりたてていつもと変わることもなく
日常らしい日常を過ごす。

活動先をあちこちウロウロ回りながら
これまでの自分のボランティア活動を思い起こす。


いつものバスケットコートに足を向ける。

自分が赴任したころは右写真のように
活動先施設のバスケットコートは誰も使われず野ざらし状態。


バスケットボールをする子どもたちはゼロ。

自分ひとりでシュート練習したところから始まり
今では活動先の半数以上の子どもたちが楽しめるスポーツになった。
(過去記事:『バスケットボールが最高に過熱した日』参照)



f0204561_0183911.jpgそんなことを思いながら
いつものバスケットコートに足を向ける。


しかし
『いつもの』バスケットコートではなかった。


あれ?
と異変に気付く。

ゴールリンクにネットが掛けられている。

今までは「裸」のゴールリンクだった。
たしかにネットが掛けられていなくてもバスケットボールはできるが
あるべきものがあると
ゴールリンクの姿も誇らしげに自分の目に映る。


f0204561_0205072.jpg上に向けた視線から
今一度落ち着いて自分の居場所を確認すると

驚いた。


驚きのあまり

あらゆる音が消え失せた。

自分の空間の時間が止まった。


自分が今いるこの場所は
本当に自分のいた世界の空間なのか。

どこか別の世界に迷い込んだのではないか。

人間は驚き過ぎるとこのような不思議な感覚になるのだろうか。



なんと
バスケットコートにラインが引かれている。

すっぴんのときとは見違えるほどキレイに化粧されたバスケットコート。
それを見て涙が出た。


率直な想い。
「あー、間にあったか・・・」



f0204561_0234233.jpg参加者ゼロから始まった自分のバスケットボールの活動。
子どもたちが楽しめるスポーツの新たな選択肢をつくりだし
徐々に子どもたちの中で高まりを見せ、定着していった。

おそらく自分がこの活動先を去ってからも
バスケットボールというものは子どもたちの中でずっと生き続けるかもしれない。

でも
まさか自分がこの活動先を去る前に
こんなカッコいいバスケットコートの雄姿を自分が見られることになるとは。


自分がいない間に静かに生まれ変わったバスケットコート。

きっと配属先(あるいは配属先が委託した業者)が行ったもの。

自分ひとりのチカラではどうしようもないと思っていた。
さすがに配属先の姿勢を変えられないとあきらめていた。

だが
自分のボランティア活動の取り組みによってか分からないが
いずれにしても
まるで自分の知らないうちにあるいは気づかないように
配属先が動いたことにも少なからず自分のココロも動かされた。


1年半前には仮死状態だったバスケットコートが
本来の姿を取り戻し
ようやく息を吹き返しつつある。
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by satoshi_0813 | 2011-03-01 22:19