2011年 02月 19日 ( 1 )
スコータイ遺跡を巡る その2 城壁外遺跡編
前記事:『スコータイ遺跡 その1 城壁内遺跡編』の続き。

スコータイ遺跡を巡る第2日目。


f0204561_512356.jpg【ワット・シー・チュム】


屋根のない32メートル四方
高さ15メートル
壁の厚さが3メートルもある本堂の中いっぱいに収まった
降魔印(悪魔を打ち倒す印相)を結んだ超巨大な坐仏像。


目の前に位置すると
15メートルもの大きさを誇って鎮座するこの仏像に
迫力負けしてしまいそう。


f0204561_552147.jpg
迫力満点のこの仏像をカメラに収めるのにも必死。

被写体としては申し分ない対象。

なんとか巧く撮ってやろうと
カメラ小僧のチャレンジ精神が躍動する。

こんな感じで
地面に伏せ込んで角度をつくってやっと。



f0204561_573316.jpg「恐れない者」という「アチャナ仏」と呼ばれるこの仏像は
今でもなお人々の信仰を集めていて
その特徴的な右手に金箔が貼られているためか
金色の手が美しく輝きを持つ。

巨大であるがしなやかで柔らか味のある手や指先が
彼の人となりを象徴しているよう。


そして
この坐仏像と一緒になって座禅を組む自分。






f0204561_5354345.jpg【ワット・プラ・パーイ・ルアン】
城壁の北側にある
ワット・マハタートに次ぐ格式の高さを誇り重要な寺院であり
スコータイで最も古いとされる寺院遺跡。

クメール王朝の支配下でつくられたと言われていて
スコータイを代表するクメール様式の寺院遺跡。


ここにはワット・シー・ワサイのような3基の仏塔があったが
現在残っているのは写真右側ひとつだけ。

真ん中と左側には崩れてしまった仏塔の残骸を残すのみ。


格式高い重要な寺院でありながら
塔も崩れかけてしまっていて
仏像も朽ちてしまっていて

f0204561_54105.jpg保存・整備の手が加えられているにもかかわらず
崩壊が止まず朽ち果ててしまっている
空虚に満ちた廃墟と化した寺院遺跡。


だがしかし
その姿のその表情にこそ
「遺跡」としての真の魅力を感じさせる。


時間と歴史の経過を感じさせ
当時の匂いが漂い、当時の息がまだ生きているように感じる。

なおかつ
まるでこの空間がピタッと止まっているような雰囲気。


f0204561_5462548.jpgそういう意味では異彩を放っている。


そんな想いを胸にして
座禅する自分。






【ワット・サパーン・ヒン】

f0204561_652690.jpg城壁の西側のなだらかな丘陵地帯にある寺院遺跡。

「サパーン=橋」「ヒン=石」と意味するように
「石の橋」を意味する寺院。


その名の通り
自然石を並べ敷いた橋のような参道が
麓から高さ200メートルほどの丘の頂上まで続く。

その石段の数、およそ400段。(たぶんそれくらい)


この石段の敷道の先にある頂上には
厚いレンガ壁を背にして右手を挙げている
高さ12メートルほどの「アッターロ」と呼ばれる仏像が
東を向いて立ち尽くす。


f0204561_674696.jpgその仏像が目にしている先には
広いスコータイ遺跡公園や緑に覆われた田畑が見渡せる。

そんな丘の上にたたずむ仏像と一緒になって
座禅する自分。





そんなこんなで
スコータイの地で見えないパワーなりエネルギーなりをひた浴びて
スコータイ遺跡を巡る旅を締め括る。


以上、『スコータイ遺跡を巡る』シリーズ完。
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by satoshi_0813 | 2011-02-19 17:18