2011年 02月 18日 ( 1 )
スコータイ遺跡を巡る その1 城壁内遺跡編
f0204561_12134060.jpgタイ世界文化遺産の地スコータイ遺跡を巡る。

鬱蒼としたジャングルの中に数百年以上放置され廃墟となっていたが
ユネスコの支援を得て修復・整備され1991年に世界遺産に登録。


スコータイはタイの歴史の中でタイ人が最初に起こした国家と言われる。

この地はもともとクメール人が起こしたアンコール朝の支配下にあったが
13世紀後半、アンコール朝の支配力が弱まったのに乗じ
タイ人がクメール人を駆逐してスコータイ朝を開いた歴史のある地。

スコータイ朝全盛期は3代目ラム・カムヘン王のときに迎え
このラーム・カムヘン王の偉業を称えた碑が立つ。


f0204561_12155589.jpg右手に経典を持ち
左手に人民にその教えを説き
凛としながらも慈愛に満ちた表情が
偉大な王の聡明さを物語っているようである。


クメール文字を改良してタイ文字を考案したのもこの人。

自分がタイ文字に悪戦している元を辿れば彼に行きつくわけか。
できればもっと簡易な文字を考案していただければよかったのに。





f0204561_12174913.jpg【ワット・マハタート】


城壁内ほぼ中央にあるスコータイで最も重要な王室寺院。

約200m四方という広大な境内に
大小209基の塔、10の礼拝堂、8つのお堂、4つの池が点在。


レンガ製の基台の柱が林立する。
f0204561_1219023.jpgスコータイ遺跡はアユタヤ遺跡より古いにもかかわらず
スコータイ朝時代の寺院の柱がレンガ造りであったため
比較的保存状態がよい。

アユタヤ朝時代の寺院は屋根も柱も木造で残っていないのに対し
スコータイ遺跡の寺院の屋根は木製で
今では仏塔や寺院の基礎部分であるレンガで造られた部分が残されている。


支えるものを失った柱が佇む様子と野ざらしになった仏像が
栄華と衰退の歴史ともの悲しい雰囲気を醸し出す。



f0204561_12211882.jpgワット・マハタートの中で
抜群の存在感を見せている高いレンガの土台に座る巨大な仏像。


仏像と同じく座禅を組む。



f0204561_1223436.jpg【ワット・シー・サワイ】


トウモロコシのような独特な姿のクメール様式の仏塔が
どっしりと重量感を誇り3つ連立。


とりあえず座禅を組む。




f0204561_12273386.jpg【ワット・サー・シー】


池にうかむ小島にある寺院。

小さな橋が架けられていて
それを渡って辿り着く。


スリランカ様式の仏塔がこじゃれた池と織り成す美しい風景をつくり出す。

f0204561_12322315.jpg鎮座する仏像は降魔印(悪魔を打ち倒す印相)を結ぶ。

あー。
自分の中に潜む悪魔も打倒してくれないものか。

そんな淡く切ない思いを胸に座禅を組む。



f0204561_12414110.jpg【ワット・トラパン・グン】


「トラパン=池」「グン=銀」と意味するように
「銀の池」を意味する寺院。

「銀の池」と呼ばれる人工湖の上に浮かぶ小島に優美な姿を映す
蓮のつぼみの形をした仏塔が立つ。

本堂跡には土台と支柱の一部が残されているのみ。

少し離れた緑地の中に
遊行仏のレリーフがひとつひっそりとたたずんでいる。



f0204561_12422650.jpg夕日を背に受けて
蓮池の水面に映る緑の景色が美しい。

仏像さんは毎日いつもじーっとしながら
こんな景色を眺めているのだなと想いを馳せる。

そんな仏像のお膝元で座禅を組む。





f0204561_12451576.jpg【ワット・トラパン・トーン】

金があれば銀がある。
銀があれば金がある。

「金」と「銀」のシンメトリーは
どこの世界でも共通のよう。

というわけで
「トラパン=池」「トーン=金」と意味するように
「金の池」を意味する寺院。

「金の池」に囲まれて浮かぶ小島には仏塔と礼拝堂。


座禅を組む。





そんなこんなで
スコータイ遺跡を巡る1日目終了。


『スコータイ遺跡を巡る その2 城壁外遺跡編』に続く。
[PR]
by satoshi_0813 | 2011-02-18 23:32