2011年 01月 03日 ( 1 )
タイ鉄道 チェンマイ-バンコク間往復
f0204561_20333055.jpgベトナムへの旅の折
チェンマイからバンコク上京と
バンコクから帰チェンマイするのに
タイ鉄道の北本線756キロを行く。


バンコクへ行くことは
タイ派遣期間中幾度となくその機会があるのだが
たいていの場合バス
ごくまれにJICA指定で飛行機。

タイに2年間近く
しかもチェンマイに生活するものとして
1度は鉄道でバンコク-チェンマイ間を行き来したかったもので。

ようやく念願晴れる。



f0204561_20345945.jpg列車に揺られながら
のんびりと行くのも旅の醍醐味。

鉄道マニアならずとも
鉄道ならではの旅の情緒というものを味わえるのは格別。


しかし
このタイ鉄道。

ホントにのんびり。

チェンマイ-バンコク間700キロ以上の道のりを
バスで10時間かかるところを
鉄道では14時間かけていく。
なんと鉄道の方が時間がかかる。(一応特急なのに)


f0204561_20354652.jpgさらに
到着時間は1時間、2時間遅れることが当たり前で
そんなことから
「タイの鉄道は1時間遅れが定刻」
なんて言われるほど定時性に欠ける。

特に行きのチェンマイ発バンコク行きの列車では
バンコクからのベトナム・ハノイ行きのフライト時間のこともあって
ちょっと時間に神経質になっていたところ
ようやく列車が出発したのが30分遅れで
この調子でバンコク到着するのは何時間遅れになることかとヤキモキ。

2時間遅れまでなら御の字としていたが
意外に到着も40分ほどの遅れと合格点。

時間にのんびりしているそのあたりが
いかにもタイらしいと言えばタイらしいということで片付いてしまいそうだが
利便性を高めるためにももう少し頑張ってほしいタイ鉄道。


f0204561_20442816.jpg寝台列車ということで
日も暮れたころになると
車掌さんらしき人が回って来て
座席をガシャンガシャン平らにベッドを組み立てて
シーツでベッドメイキング。
カーテンも取り付けて完了。

その手際たるや手慣れたもので
ひとつも無駄な動作を許さないように誠に早く美しい始終。


f0204561_20452623.jpg自分は下側のベッドで就寝。
窓があるため、昇降の手間がない、エアコンの風が当たらないなどの快適度にるためか
座席の価格もベッドの上側と下側で異なり下側の方が高い。

上側ベッドは誰もいないようで
気兼ねなく就寝できる。

と思っていたが
この車両号車の4分の3を占拠したであろうフランス人の喧騒。
まあ、喧しいったらありゃしなかったが
どこでもどんな状況でも寝られちゃうのが自分の才能。

カンボジア・アンコールワットでの
韓国人ツアー客に対してのようなトラウマには陥ることはなかったと。


f0204561_20464018.jpg旅の楽しみはいろいろ。

旅の計画立案する楽しみから始まり
未知の美しい景色風物に接すること
人情豊かな土地の人との出会い
ふと見かけたおいしい食べ物を口にする
写真に収めて自己満足したりあとで思い出に耽たり。

自分の場合の旅の楽しみ方の最たるものの1つとして
「旅程」

目的地で何をするのかというより
目的地にどのような過程で辿り着くか
という本末転倒的な感じもするが。


f0204561_20474172.jpgその点で言えば今回の鉄道の旅は
だいぶのんびりとした旅程だけど
それだけにちょっぴり贅沢。

だけど
ベトナムからの帰りの鉄道では
すっかり疲れ果てたのか
緊張から解き放たれたのか
ほとんどぐっすり熟睡。


ベッドに入って横になって目を閉じて
鉄道と自分の世界に引きこもる。

レールの上を走る列車の車輪の音が聞こえる。
カタン、カタン、・・・。
小気味いい音。

f0204561_20503864.jpgまるで鉄道の心拍音。
ベッドを通じで自分のカラダに響く。

鉄道の心拍音と自分の鼓動が呼応する。

そのことが妙にウキウキを誘ってひとり微笑む。
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by satoshi_0813 | 2011-01-03 21:28