2010年 10月 30日 ( 1 )
4週間短期集中特訓チャレンジプログラム
活動先チェンマイ少年の家でフラッシュ百まい足し算の取り組みを
地道ながらも根気強くなんだかんだ1年以上も継続。
(過去記事:『フラッシュ百まい計算』 『続 フラッシュ百まい計算』他参照)

f0204561_948914.jpgそしていつしかこの活動に参加した子どもは100人を超え
全体平均としても1分近くタイムが短縮されるほど
取り組みとしてはまずまずな成果を見せている。

1年もの長きにわたれば学校教育によって
子どもたちの計算処理能力は向上し
自ずとフラッシュ百まい足し算のタイムも向上する
ということもあるのだろうが。

もっとも
このフラッシュ百まい足し算の取り組みの真のねらいとしては
子どもたちの心の中に潜在しているだろう
  「できた!」という達成感・成就感や
  「やればできる!」という自信やさらなる意欲を目覚めさせるための手段。

計算処理能力向上は副産物にしかすぎない。

f0204561_9493030.jpgとは言え
タイの学校教育への一抹の不信感があるのか
子どもたちのフラッシュ百まい足し算におけるタイム向上が
すべてタイの学校教育の手柄とされるのも
自分としては本意ではないわけで。

そこで立ち上げたのが
フラッシュ百まい足し算 4週間短期集中特訓チャレンジプログラム。

学校教育の要素をとりわけ取り除くことができる
学校が長期休業中の4週間をねらって
(実際は自分がタイ国内旅行に出かけたので実質3週間になったが)
フラッシュ百まい足し算のタイム向上をとことん目指して毎日集中特訓。

対象はこの2人を選抜。
左側の小学1年生(8歳)と右側の小学2年生(8歳)。

今回の選抜理由を上げるとするならば
  ・今回の機会からフラッシュ百まい計算を純粋に初めて経験する
  ・毎日施設のどこにいるか自分が把握できる
  ・自分に全幅の信頼を寄せていて心意気が備わっている


基本的には毎日フラッシュ百まい計算を取り組む。

その際、個々のつまずきや課題を把握し
その都度それに対しての対策を講じていく。

そして
結果は自己最高記録の推移を表したグラフが示す通り。

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小学1年生の子(写真左)は
当初9分54秒から自己最高記録を4分45秒まで更新。
タイム短縮時間 5分09秒。
タイム短縮率 52%。

終盤に息切れしたのか伸び悩みを見せたが
長いスパンでみればさらに伸びる素地は出来上がりつつある。

まだ伸び代がたくさんあるだけに
これから十分期待できる。


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小学2年生の子(写真右)は
当初8分19秒から自己最高記録を2分28秒まで更新。
タイム短縮時間 5分51秒。
タイム短縮率 70%。

こちらが教えたことをしっかりと吸収していき
驚異的な伸び率を見せる。

自信がさらなる自信や意欲を呼び起こし
さらに記録を伸ばしていく。

ついには同学年でトップ成績に登りつめるほど。




このフラッシュ百まい足し算の取り組みの効果を改めて証明すべく
タイの学校教育に挑戦状を叩きつけて
日本の教員の威信と意地をかけたこの短期集中特訓の取り組みに
一応どうだとばかりの成果を出すことができた。

自分の指導力に勘違いを起こしそうになるが
子どもたち本人が気付かずに持っていた
潜在的なチカラを引き出すことを手伝ったことにすぎず
何より子どもたちの頑張りそれこそを称えたい。

ひとりひとりしっかり懇切丁寧に見ていけば
子どもはしっかり伸びるものである。


短い期間で凝縮された苦楽をともにした2人と自分。

自己最高記録を塗り替えるたびに見せた驚きと歓喜の顔を見るのもうれしいが
それ以上に
何度も試みるが壁にぶち当たった時にしばしば見せた悔し涙の方が
はるかに価値のあるものだろう。

悔し涙を流すのは
まだ自分はこんなもんじゃないとできない自分を疑っているから
まだ自分はさらに成長していく、伸びていくと信じているから。

悔し涙は強いココロを持った者が見せる珠玉の宝。

その強いココロが備わっている人間は
強くなれる、きっと成長する。
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by satoshi_0813 | 2010-10-30 22:41