2010年 10月 25日 ( 2 )
アンパワー水上マーケット<宵のころ>
メークローンから(前記事:『メークローン 列車市場』参照)
乗り合いタクシーのソンテウに乗って
水上マーケットの街、アンパワーへ。


f0204561_23332682.jpg「水の都」と謳われるバンコク。
かつては各地に水上マーケットがあったそうだが
最近はすっかり廃れてきたよう。

そんな中、今もなお水上マーケットがにぎやかに残る地のひとつ、アンパワー。

バンコク近郊の有名な水上マーケットと言えばダムヌンサドゥアックだが
ずいぶん観光地化しているようで
そう聞くとなかなか行く気がしなくなる自分。

それに対し
ここアンパワーはそれほど有名ではないものの
観光地として開拓されてほどないためそれほど観光客でごった返すこともないと聞き
タイ定番の必見スポットの水上マーケットへ。

いくつもの屋台ゴハンを売る運河の水上に浮かぶボートを見ながら
アンパワー水上マーケットの街並みを散策。

観光地として再開発されている様相は見られるが
それでもどこかしら昔情緒を残しているのんびりとした空気感。


f0204561_23344315.jpg日もどっぷりと暮れて
水上マーケットの情景はさらに雰囲気を増す。

ボートに乗ってホタル観賞。

タイのホタルが放つ明滅のリズムは日本のホタルのものよりいくぶん早い。

日本人のココロを持つ自分としては
日本のホタルのほんわりゆらりとした明滅の方が
侘び寂び的な情緒を感じていいなと思うわけで。

やはり自分は日本人としみじみ。

それでも
川縁の木にたくさんのホタルが止まり
それら無数のホタルが一斉に息を合わせて光を放ち明滅する光景が
生命の鼓動のように感じて自分の胸もドキドキ打つ。


f0204561_2335940.jpg夕暮れから夜にかけて賑わうここアンパワーの水上マーケット。

その賑わいの中
水上マーケットの屋台ボートで買った
焼きエビと焼きイカをつまみとしてビールでグイッと乾杯。
[PR]
by satoshi_0813 | 2010-10-25 23:11
メークローン 列車市場
f0204561_22455013.jpgバンコクから西へ車で1時間いったところ
メークローンへ。

途中下車の地だったので
危うく乗り過ごすところだった。

線路沿いにはみ出している市場で有名な地。

一見すると狭い路地にできた市場に見えるが
実はよくよく見ると分かるように
線路まで露店がはみ出している。

それら露店のほとんどが
レールぎりぎりまで商品を並べ広げており、
線路は完全に市場に飲み込まれてしまっている。

まさに線路を占拠している「ゲリラ市場」。


f0204561_22474435.jpgこうやって素知らぬ顔でジワリジワリとよそ者の陣地(タイ国鉄所有地)に
踏み入れていくあたりはいかにもタイらしいし
それをよしとして排除しないタイ国鉄もまたタイらしいし
さらにそのことを観光の目玉としてしまうあたりが
まさにタイである。


どこからともなくプワァァーンと警笛が鳴る。

列車がやって来る。

ディーゼル車両がこちらに向かってくるのが見える。


列車がやってきて
いよいよここ名物である露店の撤収風景が繰り広げられる。


f0204561_22494642.jpg列車が通るとなると
一斉に露店の人たちは地面に広げてあった商品をせわしなく片づけ
日除けテントをバタバタたたみ始める。

それでも商品はレールのギリギリまで置いたまま。
列車に踏み潰されないか心配してしまうほど。

そして列車がすれすれ通るスペースをこしらえて
そこを列車がゆっくりと走り抜ける。

本来は当然列車の通るためのレールであるはずなのに
申し訳なさそうに遠慮しがちにゆっくりゆっくり。

列車が通過しきると
日除けテントをバタバタと広げ直し
商品を並べ直し
まるで何事もなかったかのように。


f0204561_22511743.jpg名付けるなら「トレイン・マーケット(列車市場)」

前に言及した「ゲリラ市場」よりかは幾分訊こえはよいだろう。

1日4本の運行だから
列車の往来に対応できるだろうが
日本のように1時間に何本も運行していたら
商売どころではない。

いろいろな意味でタイらしさが覗える光景である。




[PR]
by satoshi_0813 | 2010-10-25 22:44