2009年 12月 22日 ( 1 )
ボランティア報告書 第2号
派遣ボランティアは派遣期間2年間(自分は現職参加なので1年と9カ月間)で
計5回「ボランティア報告書」を定期的にJICAに提出することになっています。

今回は赴任後6カ月の第2号報告書。


1 活動計画
 平日には主に学校に行かず施設に残っている子どもたちを対象に、
 週末休日や長期休暇などには子どもたち有志を対象に活動を行う。

 <子どもたちの実態把握>
  チェンマイ少年の家の施設の子どもたちとコミュニケーションを図り、的確な現状・実態把握を図る。

 <基礎学習的活動>
  学校に通っていない子どもたちを中心に学習支援を行ったり一緒に学習を行ったりすることで、
  学力の補てんを図るとともに進んで学習を楽しむ素地や態度を養う。
  簡単な算数的活動を通して計算に関する基礎的・基本的な技能を身につけるとともに、
  算数的活動の楽しさに気付き進んで学習をしようとする態度を育てる。

 <スポーツ・体育的活動>
  適切なスポーツ・体育的活動を通して、生涯にわたって運動に楽しむ素地を養う。
  健康の保持増進と体力の向上を図り、健康で楽しく明るい生活を営む態度を育てる。
  子どもたちの実態からサッカー、バスケットボールなどを中心に行う。

 <グループレクリエーション的活動>
  集団活動を通して集団の一員として仲間とともに協力し合いながら
  よりよい人間関係や生活を築こうとする自主的な態度を育てるとともに、
  それぞれ個性の伸長を図り自己を活かす能力を養う。


2 活動計画策定に向けた配属先との意見交換

 初代カウンターパートは自分の仕事で忙しいようで
 自分のボランティア活動に関してほとんど関与せず、放置状態であった。
 11月半ばあたりから実質上カウンターパートが交替し、
 自分が子どもたちとどのような活動をしているのか少し関心を持っている。

 平日学校へ行っていない子どもたちへの活動計画を一緒に策定する機会を設けてくれた。
 しかしそれでもいまだに自分の活動にあまり関心や協力する姿勢が少ないため、
 今回の活動計画についてはひとまず自分独自で考えていった。
 休日の活動内容については配属先の関与はほとんどなく、ボランティアひとりに任せっきりである。
 それでもはりよりよい活動が展開してくためには配属先の協力は必須であると考えているので
 地道な活動を重ねて今後少しずつ配属先の協力が得られることを期待したい。


3 配属先の動向

 10月に若干の配置転換・人事異動があった模様。
 実質上カウンターパートが交替。

 自分の勤務体制が当初、月・火が休日であったが、配属先の都合上、土・日が休日に変更。
 土・日こそ子どもたちが休日で活動日に充てるべきだという自分の主張が通らず、
 しばらくは土・日も子どもたちとの活動のためボランティア出勤。
 すると配属先が日・月を休日とする妥協案を示して落ち着く。
 今後も様子を伺いながら日曜日はボランティア出勤し月曜日は休日としていく予定。


4 受入国の人々との交流

 (1)配属先等任地の人々の日本や日本人に対する意識
 タイにおける在留日本人及び旅行者・長期滞在者は増加傾向にあり、
 タイ在住の日本人は4~5万人以上いるとされ、
 タイ人にとって日本や日本人は身近な存在であると言える。
 一般的にタイ人の日本に対する関心は高く、日本に対して基本的に友好的である。
 ごく簡単な日本語を話すことができるタイ人もよく見られる。
 日本に関する文化・政治・経済・観光・ファッション・料理・電気製品などに関心を寄せ、
 アニメ・マンガ・ドラマ・音楽などの大衆文化もタイの若者を中心に浸透しているようである。

 (2)受入国の人々との交流
 配属先である施設の子どもたちと毎日話をしたり遊んだりしてコミュニケーションを図っている。
 子どもたちのとっては日本人という特別な感覚を持ちつつも、
 毎日過ごしているので施設にいるひとりの仲間として楽しくに接してくれている。
 日常生活においては、自宅アパートのオーナーさんをはじめ、
 その他アパートのスタッフともに親切にしてもらい、家族的な温かさ・やさしさを感じている。
 よく通う屋台では顔なじみになり素敵な微笑みで迎えてくれる。
 また街で見知らぬ人とでもすれ違いで目が合うと微笑みを見せてくれる。


5 受入国の生活習慣
 <ワイ>
 タイの日常的なあいさつに「ワイ」という合掌の形がある。
 敬意を表すもので、礼儀としては目下の人からあいさつやお辞儀に合わせて顔の辺りで合掌する。
 これに対して目上の人は胸のあたりで合掌を返す。

 <仏教の国>
 国民のほとんどが仏教を信仰。タイの国教でもある。
 寺院では参拝する人々と香の煙があふれる様子からその敬虔さがうかがえる。

 <王室崇拝>
 タイの人々は王室に対してとても深い尊敬の念を抱いている。
 タイ人の国王に対する深い尊敬、信望の厚さは仏教信仰に深く関わっている。
 国王及び王室に対する批判や揶揄は不敬罪が適用される。
 毎朝8時と夕方6時になる公共の場で国歌が流れ、
 そのとき人々はできるだけそれまでの動きを止めて直立、静聴して敬意を表す。

 <タブー>
 タイでは人の頭は精霊が宿る場所として神聖視されているため、
 他人の頭を触ることは失礼にあたる行為である。
 ただし小さな子どもの頭をなでてかわいがるのはそれほど問題ないようである。
 仏教では左手は不浄、右手は清浄の手とされている。
 左手で物を渡したり人を指し示したり触れることは失礼にあたる行為。
 また足の裏も不浄とされ、足でのものを退かしたり足を向けて寝たり、
 寺院参拝のときに仏前に足を向けて座ってはならない。

 <アップナーム>
 朝、晩の1日2~3回水浴びをして汗を流す。



以上。

次回報告書第3号は赴任後12カ月になります。
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by satoshi_0813 | 2009-12-22 23:17