世界遺産ホイアンの街並み
f0204561_1041941.jpgベトナム中部にある古い港町ホイアン。

中国人街を中心に古い建築が残り
「ホイアンの古い町並み」としてユネスコ世界遺産に登録。

16世紀以降、ボルトガル、オランダ、中国、日本が来航し
これら外国船の入港が活発な国際貿易港として繁栄。

しかし交易拠点が南東30キロほどのダナンに移行されたことで
ホイアンの街は急速に衰退し近代化から取り残されることになる。

これが逆にホイアンに取って幸いし
近隣の大都市が近代化によって古くからの姿を急速に失う中で
当時の面影をそのままとどめたような街並みが
貴重なものとして認知されるようになる。

いわば
衰退したからこそ価値が上がるという
「負けるが勝ち」みたいな逆説的なもの。


16世紀から発展したホイアンの街並みは現在でも残され
戦禍を逃れた400軒以上の木造建築が建ち並び
昔と変わらぬ人々の暮らしが息づいて
かつて国際貿易都市として繁栄した面影を今に伝えている。


f0204561_1055180.jpgホイアンのメインストリートのはずれに位置する
通称「日本橋」と呼ばれる来遠橋。
中国風の屋根付橋で
当時この地域にあった日本人街に住む日本人が建設したと伝えられる。

当時日本人町や中国人街をつなぐ役割を担ったこの橋は
現在も使われており
当時の商人たちがこの橋を渡り交じった様子を彷彿とさせる。

この日本人橋(来遠橋)をはじめ
先代から受け継いだものを大切に守りながら暮らすホイアンの街。

軒を連ねる家々は古くは150年以上の木造家屋で
京都の町屋にも似たベトナム伝統の奥行きの長い構造。


f0204561_1073822.jpg最近のベトナムの急激な変化の波にさらされる中
なんとか古きよきものを次の時代に伝えようとする姿が
街の営みから感じることができる。


黄色く塗装された壁とやや黒ずんだ屋根瓦といった軒並みが
独特の雰囲気を醸し出す。

地区内が生きた博物館のようなもので
博物館など個々の観光施設に入らなくとも、
歴史保存地区内をぶらぶら歩いて街の雰囲気をじっくり味わうだけでも
十分に味わいを堪能することができる。

早朝に訪れると
時間が止まったような街の雰囲気も味わうことができる。


f0204561_1084486.jpgホイアンはランタンの産地でもあるようで、
随所でランタンの展示・販売がされている。

これが夜ともなると各店舗の軒下にカラフルなランタンに明かりが灯されるので
街全体がとても幻想的で華やいだムードに包まれた風景となる。

ぼんやりと明かりが灯ったランタン掲げた店の軒先を見ながら
どこかしら「古きよき」的な懐かしさを感じる風情ある街並みに
ほっこりココロを和ませる。
[PR]
by satoshi_0813 | 2010-12-28 23:17


<< 世界遺産フエの建造群 世界遺産ミーソン遺跡 >>