開発教育ワークショップ(貿易ゲーム)
『開発教育ワークショップ(貿易ゲーム)』

世界経済の動きを疑似体験し、そこに存在する諸問題について考える。


国際貿易は平等なルールに則って行われています。

にもかかわらず、富める国と貧しい国の格差が広がっていくのは何故か?


ゲームのグループ分けでは、
先進国、中進国、途上国、最貧国の4つのグループカテゴリーがあり、
それぞれ持ち合わせる資金、資源、技術、信頼性に差があるという設定。


この体験ゲームを通して、
世界経済の基本的な仕組みや自由貿易・経済のグローバル化が
引き起こすさまざまな問題に気付いていきました。

たとえば先進国グループは資源はないが、技術と信頼があるので、
豊富な資源を持て余している最貧国と交渉(貿易)し、
しかも国際的信頼度が高いので、すぐにマーケットで商品が高く売れて豊かになっていく。

最貧国グループの中には、生産技術面をあきらめ、
有り余る資源を売ることで資金を手に入れて豊かになる国も。


また、自分は途上国グループだったので、その立場も体験。

資源はまずまずあるが、それを活用する技術がない。

国際的にも信頼が薄いため生産活動による商品をマーケットに出しても高く売れない。

資金を手に入れることができないため国民の生活を十分に満たせない。

どれだけ生産活動を頑張ってもお金が手に入らない。

やがて資源もわずかになっていく。

ないものづくしで、やがで希望や展望、意欲が失われていく。

そうなると、どうにかしてお金を手に入れようと思い、
略奪、テロ、戦争でも起こして・・・
そんなことが頭をよぎることがありました。

あー、なるほど・・・と思いました。

窮地に立たされたとき、愚かにもこのような行動をとってしまうのかとハッと気付かされました。

ゲーム上での情勢や自分によぎったこの思いは、世界で行われていることの縮図だと。


さらに、貧富格差などの解決に向けて国際協力などの
あり方についても考えることができました。

先進国グループは自国がこれ以上になく満たされて、
他の国を見渡すとどうも何かが違うと気付いたようです。

そうすると、技術がないとか商品が売れなくて困っている国に
援助の手を伸ばしていくことが終盤に見られました。

どのような支援をしていくのか、必要な支援は何か、なども考えながら。


ゲームと言うには実によくできた体験教材でした。

非常に複雑な現実社会の出来事を単純化・モデル化し、
世界経済の基本的な仕組みについて学習者の理解を助け、
特に先進国と途上国の経済的あるいは社会的な格差をはじめとする
国際社会の問題について考える一つのきっかけを与えてくれるました。
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by satoshi_0813 | 2009-05-04 22:22


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